第61Q:負けられない試合 ページ38
監督「いいか。とにかく点差を突き放せ。
第4Q、橙野を中心にバンバン点を稼いでいけ」
「『はい!!!!』」
リコ「いい!?遠慮してたら負ける一方よ。がっついて思いっきり点を奪っていってちょうだい!!」
「おお!!!!」
__第4Q、お互いの勝利をかけた最後の戦いがはじまる。
__ピッ
【
スローインの橙野は、確実に点を狙えるパスを
視ようとしていた。
木吉、火神、伊月·····一人一人の選手の隙を探す。
『視えた·····』
牧田をマークする水戸部の真横にバウンドをさせるべく、ボールを投げた
水戸部「.......!!」
シュートに跳んだ牧田の視界を遮るように
必死でブロックを狙う水戸部
牧田「橙野がいいパスくれたっつーのに、
外さねぇよ!!」
__スパッ
「決まったァァァ」
「6点差になったぞ」
『俺にパスコースが視える以上、テツヤなしのお前らなんてひねり潰せる。戻ってこいよ、テツヤ』
橙野は、ベンチで休む黒子の復帰を期待していた
リコ「(確かに黒子くんは橙野くん対策になる·····けど、彼への効力が薄い今、無闇やたらに投入しても)」
黒子「大丈夫です。まだ復帰には早いですし…
僕は火神くんが突破口を見つけてくれると信じていますから」
水戸部のスローインでパスを受けた伊月
_ダムダムダム
【リズミック】
__バシッ
伊月の手が床についたボールと重なる寸前に
スティールをした橙野
「ディーフェンス!ディーフェンス!」
火神「うぉおおおお」
火神が後ろから追いかける。
しかし、その距離は僅かなからにたりず届かない。
__スパッ
応援の声も虚しく
【
今吉「今ので誠凛は8点差やな」
青峰「火神、そんなもんじゃねーだろ。おまえは」
火神「(俺は·····負けるのか·····
·····こんなとこで、誠凛が終わっちまうのかよ·····。
青峰に勝った。それが、なんだ?
橙野にすら勝てねーじゃねーか·····)」
チラリとベンチをみればこちらをみている黒子
火神「(約束したんだよ、あいつと·····
このチームで勝つ!!!!!!)」
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漣(プロフ) - SEIさん» いえいえ!こちらこそ、素晴らしい作品をありがとうございました! (2022年2月19日 3時) (レス) id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 漣さん» 長編の一気読み!!最後まで愛読していただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたなら光栄です! (2022年2月19日 2時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 今読み終わったのですが、一気読みしました!すごく楽しい、そして素敵な作品でした。ありがとうございました! (2022年2月19日 1時) (レス) @page50 id: 8541a4cbcd (このIDを非表示/違反報告)
RiR - とっても素敵なお話をありがとうございました!! (2020年3月7日 13時) (レス) id: 6882897af8 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - EMIKOさん» いえいえ!設定のとこにアバウトに書き込んできますね (2020年2月19日 23時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2019年12月3日 14時