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＿ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
数え切れない程のトゥワイスが押し寄せる。
沢山のトゥワイスはAを守るように立ちはだかる
『……トラウマだったんじゃ、ない、の？』
「克服した！」
「Aちゃんも助けないとだしな！」
「馬鹿言え！誰が助けるか！」
『あっ、そう』
＿＿＿ヒーローと敵って何が違うんですか？
Aはもう知ってる。
ヒーローも敵も変わらない。
それっぽい名前で呼んで分けてるだけ。
社会に必要かどうか、ただそれだけ＿＿＿＿＿＿＿
『緑谷くんなら、こーゆー時
Plus ultraっていうんだろーね』
Aはにっこり笑って立ち上がる
『だから、大嫌いなんだよ。ヒーロー』
「まだそんな体力があったか敵連合A」
『なんだっけ、おじさん。あぁ、そうそう
お前は何がしたい、だっけ？』
Aは血だらけの顔を拭って笑う
『私はね、この世界を崩したいの。
ヒーローに支えれてるこのバカみたいな世界を
個性が強いだけでヒーロー面して、
そうじゃない人に見向きもしないこの世界を
それが出来るのはあんたらじゃない。
弔くんだけ』
＿ｼﾞｬｷｯ
Aはパイプを高々と掲げる
『トゥワイス、後ろは任せたよ』
＿ｽﾀｯ
かけよる解放軍の攻撃がスローモーションで見えていく
『あ〜あ、嫌になるなぁ』
＿ﾊﾞｼｯ
『嫌でも身体がお父さんのこと覚えてる』
二倍速の個性で殴られ続けたAは
全ての動きがスローに見えていた。
立ち向かう敵の攻撃は全て彼女にとって通用しない
「お、おい……!!」
「やめろ……!!」
パイプをクルクル回しながら宙をまって
トゥワイスを扇動するA。
手を取って、全てを壊し均すように
血しぶきを上げながら前へ前へ進んでいく
「ひぃ……ｯ」
『なぁに、おじさん？聞こえない』
「い、命だけは……」
『……やめろって私の話、ヒーローは聞いてくれたっけなぁ』
「こ、殺すな……」
＿ﾋﾟﾄｯ
Aは目の前の男の手をするりと握る
『あ〜あ、個性がないって悲しいねぇ。』
＿ﾄﾞｺﾞｯ
散りゆく血を被ったAは笑顔で先を見つめていた
『〜♬』
＿ﾄﾞｺﾞｯ
＿＿ﾄﾞｺﾞｯ
タワーを目掛けて歩きながら
血に染る鉄のパイプを高く掲げ
彼女は踊るように進んでいく
『まだ、
その行先がたとえ地獄だって構わない
もう、普通ではいられないのだから
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿愚者の
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SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
