51 ページ4
『は〜い！先生、質問です
ヒーローと敵って何が違うんですか？』
正しいことなんて、誰も教えてくれなかった
私に暴力を振るう男はヒーローと持て囃され
そんな社会に都合の悪い私を敵とよぶ
＜No.5 ヒーロー クロックが虐待をしていたことが発覚致しました＞
＜どうなってんだヒーローは＞
＜行き過ぎたヒーロー教育ともいえますね＞
結局どこまでいっても父は�爛辧璽蹇辞瓩世辰�
誰も彼もAになんて関心は持ってくれなかった
＜クロック 好きなヒーローだったので早く復帰してほしいです＞
違う。こんな感情は、違う。
皆なら、そう笑うんだ。ヒーローをみて笑う
『……ホークス。どうしたの？』
ホークス「……ニュースじゃなくて、なんか違うことしません？」
『……訓練？』
ホークス「……どうです？空、飛んでみません？」
伸ばされたホークスのその手
彼はいい人だ。私をあの敵から救い出してくれた。
それには感謝をしている。けれど＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ホークス「俺をなんだと思ってんの」
『ホークスはヒーローでしょ＿＿＿＿＿』
私はヒーローが嫌いだった
ホークスだって、ヒーローだから。
ヒーローのために助けに来たんだ。
決して私の為じゃない
全ては綺麗なヒーロー社会の為に
なんて残酷で なんて惨めなんだろう＿＿＿＿＿
ヒーローが活躍している世界は
Aの感情を置き去りにしてどんどん進んでいく
噛み合わない歯車はキリキリと音を立てて
＿ﾊﾞｷﾝｯ
やがて壊れた
＜来い、来てみろ 偽物ども
俺を殺していいのは 本物のヒーロー
オールマイトだけだ！！！！！！！！！！！＞
おかしいのは私じゃない
歪んだ価値観に基づいた作られたこの社会の方だ
『……』
だったら、壊そう。
「なんだ？その生意気な目は
習わなかったのか？お前のお父さんに
そんな目をしてはいけないって」
ゆっくりゆっくり拳が落ちてく
そう、ゆっくりと＿＿＿＿＿
＿ﾊﾞｼﾝ
その拳を受け取ったAは背後にいた敵を投げ飛ばす
「なに!?」
『あ〜あ、やだなぁ。慣れたとかさぁ』
「てめぇ！」
もう一度 おろさた拳
それがAに当たることは無かった
＿ｻﾞｻﾞｻﾞ
Aを庇うように大量の彼がなだれ込む
「Aちゃん！大丈夫か！」
「血がでてる！」
「もう大丈夫だ！」
「うるせぇ」
『……トゥワイス？』
彼を見て微笑む
ほら、“ヒーロー”は英雄なんかじゃない。
刻乃Aオリジン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
