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「主よ！！！！！！！」
＿＿ﾄﾞｯ
ついにたどり着いたマキアは死柄木を手のひらにおさめる
「次の指示を。貴方の望み通りに」
『弔くん……？』
目に飛び込んできたのはボロボロの死柄木
ヒーローだ。
ヒーローがやったんだ。
「刻乃、さん……ｯ」
『……緑谷くんたちはいいよねぇ
自分の世界に都合の悪い人は排除すればいいんだから
ほんとかっこいいよ、ヒーロー』
緑谷「なにいって……」
「おう、いたいた」
睨み合う2人の視線は陽気な彼の一言に奪われる
荼毘「お、焦凍もいんのか。こりゃいいや」
轟「ああ？」
エンデヴァー「荼毘…!!」
荼毘「ひでぇなぁ。そんな名前で呼ばないでよ」
荼毘の黒髪から真っ白な頭が現れる
「燈矢って立派な名前があるんだから」
＿＿＿「突然すみません、僕は轟燈矢
ナンバーワンヒーロー、エンデヴァーの息子です」
その映像は全国に暴露される
荼毘「顔はこんななっちまったが
身内なら気づいてくれると思ったんだけどなぁ
薄情だよなぁ、悲しいよなぁ実際」
＿＿「エンデヴァーはかつて力に焦がれていました
そしてオールマイトを越えられない絶望からより強い個性をもった子供をつくるため、無理やり妻を娶りました。
僕は父の利己的な夢のためにつくられた。
しかしどうやら僕は失敗作だったようで程なくして見限られ、捨てられ、忘れられました」
Aも荼毘もその出自は似ている。
捨てられたか、強いられたか。その違い
彼らの悲しみも憎しみも空白も
そのどれもがこのヒーロー社会の歪みから溢れ出たもの
荼毘「でも俺は忘れなかった。
言われなくてもずっとお前を見ていた
皆が皆、清廉潔白であれとは言わない。お前だけだ」
＜ヒーローは清廉潔白であるべき＞
誰かが言ったそんな理想。
荼毘「いけねぇ。なんだか、楽しくなってきたどうしたらお前が苦しむか 人生を踏みにじれるかあの日以来ずっーと考えた。自分が何故存在するのか分からなくて、
毎日俺が泣いて夏くんに縋ってたこと知らねぇだろ。
最初はお前の人形の焦凍が大成した頃に殺そうと思ってた。でも期せずしてお前がナンバーワンに繰り上がって俺は！お前を幸せにしてやりたくなった」
どんなに明るい未来を提示されても
どんなにホークスが手を伸ばしても
どんなに緑谷が声をかけても
壊れたものは壊れたまま＿＿＿＿＿＿＿。
その言葉が緑谷の中に何度も何度も渦巻いた
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SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
