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＿ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ
揺れるマキアの上で冷たい風に吹かれる。
何もかもをなぎ倒しマキアは進んでいく
世界は簡単にくずれていって
なのにずっと心は晴れないままだった
＿＿＿｢……ｯ、Aちゃん。やり直そう
警察行って、もう一度＿＿＿｣
躓いた人間は、もう元には戻れない。
1度擦り切れた心は、何をしたって治らないから
ホークスは知らないでしょ？
複雑なものを直すには1度ばらすのが手っ取り早い。
全部バラして無くして、それで初めてやり直せる。
＿＿＿＿『ねぇ、弔くん。お願い、全部壊して
何もかもぐちゃぐちゃにして。』
死柄木「あぁ、いいぜ…………」
しがみついている無意味な憂鬱をはらうその言葉
このどうしようもない世界を死柄木なら壊してくれる
早くこの手を握って欲しい。
カサついて冷たくてほんの少し温もりあるその掌で。
全てを壊せるその掌で。
スケプティック「カメラで死柄木弔を確認した
エンデヴァーと戦っている」
荼毘「エンデヴァー？そりゃいい、準備しろ」
スケプティック「準備って何を？」
荼毘「偽りのヒーロー社会を崩壊させる準備だよ」
コンプレス「Aちゃん、大丈夫かい？」
『……正義ってなにか分かる？コンプレス
ヒーローのやること全てが正義なら
私が傷ついてきたことも、トゥワイスが殺されたことも正義なのかな？』
答えをはぐらかして正しいフリして
歪を白で無理やり塗りつぶされて
『私は壊したかった、こんな世界。
大嫌いで仕方がないの。だから弔くんに会いたい』
彼女の世界はいつも ヒーローの暴力で支配されていた
このどうしようもない世界がそうさせた
だから彼を求める。
死柄木だけがこの世界を壊せるから＿＿＿＿＿
コンプレス「…トガちゃんはいいのかい？」
トガ「ん？」
コンプレス「さっき探してたでしょ。雄英生徒の好きな子達。彼らもヒーローなわけだけど…大丈夫？」
トガ「何を持って線を引くのでしょう」
その頭にあるのは
ドロドロに崩れていったトゥワイスのこと＿＿
トガ「人を助ける人がヒーローなら
仁くんは人じゃなかったのかな？
ヒーローが仁くんを殺したのなら
私のことも殺すんでしょうか」
ホークスは、私を刺した。
あんなことしないと思ってた。
結局彼はヒーローで私は敵で
ヒーロー主体で物事は動いていく。
トガ「聞きたかったんです。
出久くんに、お茶子ちゃんに…
だから、答えによっては大丈夫です」
緑谷くんは、私にどんな答えをくれるんだろう
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SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
