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全部ヒーローのためじゃん＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿「…Aちゃん、これだけは覚えとって周りがなんて言ってこようと俺は君の味方でいます。」
＿＿「ヒーローになって
君に出会って、つくづく思ったわけ。
本当の自由はこういうのじゃない」
口からでまかせ
嘘ばっかり。
だったら一緒に壊してよ。
この世界じゃ私は満足に生きられないのに
この世界のまま 我慢しろって貴方はそう言うの？
荼毘「あー……
ホークスも容赦ねぇなぁ。可哀想に」
『荼毘……』
荼毘「心配しなくても連れてってやるよ。
地獄までな。」
その腕の中は心地がいい
だから、彼の手なら 連合の手ならとれる。
荼毘「ミスター、逃げねぇのか？」
コンプレス「荼毘!!…って、Aちゃん、平気か！？
それ」
荼毘の腕の中ぐったりしている血まみれのA
荼毘「No.2がやりやがった。
しっかり生きれる位の傷でなぁ」
コンプレス「……」
荼毘「他の連中は？」
コンプレス「トゥワイスがやられた多分な。
そんで、止めたんだが行っちまった。
トガちゃんがああも冷静さを欠くなんて」
広間ではトガがヒーローを刺しまくっていた。
この世界は彼らにとって、息が詰まる。
だから私達はヒーローが嫌いだ
まるで自分たちのためだけに世界があるように生きる彼らが嫌いなんだ
＿＿ｺﾞｺﾞｺﾞ
マキアが動く。
その意味は1つしかない＿＿＿＿＿
『……弔くん……』
彼が、目を覚ました＿＿＿＿＿。
フワフワする世界の中
数多の手が先に進もうとする死柄木を制する。
それは、彼の家族の手
死柄木｢やめろ……｣
＿ｶﾞｼｯ
｢転弧!!｣
彼の身体を覆うようにその手は添えられる
菜奈｢忘れないでね｣
＿＿＿お父さんにないしょで姉弟ヒーローになっちゃお！
｢……｣
優しく彼を否定するその手
死柄木｢A…………｣
Aが優しく触れていた自分の掌を見つめる
自分を肯定してくれる彼女の手はこんなんじゃない
これは、要らない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。
＿＿ﾎﾟﾛｯ
死柄木はその手に躊躇なく触れていく
死柄木｢もう、俺を否定するな＿＿＿＿＿｣
ﾋﾞﾘｯｯｯ
強い憎しみが彼を眠りから覚まさせる
悪意は今、甦る
＿ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
マキア「待ったぞ主よ！
いま会いに行きます！」
敵連合を背に乗せて歩くそれはまさに厄災
ヒーローの思いを挫いてそれは進む。
死柄木の元へ＿＿＿＿＿＿＿＿
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SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
