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＿ﾄﾞｶﾞｯ
＿＿＿ﾄﾞｺﾞｯ
手を握ってから 身を翻して
鉄パイプで殴っていって
何度も何度も何度も何度も繰り返す。
が、一人一人があまりに強い
『しんど……』
＿＿ﾎﾞﾜｧｧｧ
その瞬間、青い炎が周りを覆う
『あっつ！巻き込み事故なんですけど！？』
荼毘「あ？テメェの立ってる位置が悪いだろ」
『はぁぁ？』
スピナー「倒しても倒しても湧いてきやがる」
荼毘「お前一人も倒してねぇだろ」
『はいはい、荼毘すごいねぇ』
荼毘「黙ってそのダッセェ武器ぶんまわしてろあ」
『あー、もーマジムカつく』
＿ﾄﾞｶﾞｯ
その怒りそのままに殴れば倒れる
『ありっ、死んじゃったかな。』
コンプレス「ヤツのためにちょっとは残しとけよ、ほんと」
ぐにゃり。
眠さに限界がでてきている死柄木の世界は歪んでいた
死柄木「(眠いとあれだな……
動いてないもんが動いて見えたり聞こえない音が聞こえたり、不必要な情報が押し寄せてくる感覚。体がバグってるのがよく分かる)」
死柄木「あぁ、もう最高に気分が悪い」
＿ﾎﾟﾛｯ
『……弔くん？』
死柄木が触れたのはたった1人だったはず。
けれど、連なるように後ろにいた人まで崩れていった
死柄木「う゛え゛ｯ……」
『弔くんｯ!!』
どうしてか、そんな弔に触れたい気がして
Aは何度も何度も何度もその背中を撫でた
「お母……さん……」
『……。』
彼は今、何を見ているのだろうか＿＿。
荼毘「リーダーがやってんなら俺もいいよな
元より殺さず温存なんて向いて＿＿＿」
＿ﾊﾞｷﾝｯ
刹那、荼毘の上から巨大な氷が降り注ぐ
荼毘「氷……氷ね…」
＿＿ﾄﾞｶﾝｯ
『……ｯ!!』
弔の介抱をしながら後ろを歩いていたはずが
気づけば解放軍に囲まれてAも 彼らとバラバラになる
「見つけた。元No.5 ヒーロー クロックの娘＿＿＿
刻乃A当時13歳 虐待児の今が敵とは泣ける話だねぇ」
『……おじさん、誰？』
「お前は何がしたい？復讐か？
そんなちっぽけな願いが我々異能解放軍に
勝っているつもりか？馬鹿馬鹿しい」
＿＿ﾄﾞｺﾝ
背後からの激しい拳にAは為す術なく倒れる
『ｱ゛ｶﾞｯ…!』
何度も何度も何度も振り下ろされる拳は
まるであの時に戻ったようにさえ思えた
＿＿「なんでこんな簡単なこともできないんだ」
＿ﾄﾞｺﾞｯ
「立て、もう一度だ。泣いてる場合じゃない」
『…ごめ……なさｯ……』
ぼやける視界の中で目の前の男が父親に重なった
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SEI(プロフ) - ナナシさんさん» はじめましてコメントありがとうございます！是非是非楽しんで読んでいただければ幸いです (8月19日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシさん - 初めまして！凄く面白かったです！これからI want to be a Hero.やPlease give it back____.も読みに行きます！これからも頑張ってください！ (8月18日 21時) (レス) @page43 id: 84422b431c (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - サエさん» コメントありがとうございます！私宛ですかね？？ヒーローという光があればその分影も絶対にあると思っているので、そういう風に読んでいただけて光栄です！ご愛読ありがとうございました！！ (7月29日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
サエ(プロフ) - 今回Rioさんの作品を読んで理不尽な社会での主人公がどう思っていたのかが文字だけでも伝わって思わず泣いてしまいました。まだとても良かったと伝えたいところが沢山ありますが、一つ言えるとするならとっっっても面白かったです！ありがとうございました。 (7月28日 22時) (レス) id: 42efebf64e (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - RIOさん» Rioさん、はじめまして！コメントありがとうございます！そう言って貰えて光栄です、最後までありがとうございました (7月14日 0時) (レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年6月29日 23時
