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相澤「美風」
授業のおわり、相澤はAに声をかける。
2人、教室をでて 相澤が職員室に向かう道を共にする。
何も言わず、でも確かに相澤の後をついてくるAが健気にも思えた。
相澤「…助かった。俺がすぐ復帰出来たのは
お前のおかげでもある」
包帯に覆われて顔はよく見えないけど
相澤は柔らかく笑っていて
『…!!』
相澤の前で見せつけてしまった攻撃的な力
そんな相澤に恐れられても仕方ないのに。
ヒーローに向いてないって思われても納得出来たのに
＿＿ﾎﾟﾝ
相澤「お前が気負う必要ないよ。
あれのおかげで、おれは助かった」
思い詰めるAを分かってか、
相澤はその頭にそっと手を置く。
『……』
相澤「すまない、嫌だったか」
何も言わない代わりにAは
ぶんぶんと首をふる。
『…ｯ』
相澤「なんだ？言ってみろ」
『…嬉しいです。無事で……
…生きててくれて…良かった…!!』
そんなAをみてふっと笑うが
相澤はガシッと頭を掴んでこういう
相澤「っていうか、むしろお前は身を守ることを覚えろ。なんだUSJの時のあれは。俺が無事でいてもお前が無事じゃなきゃ意味ないだろ」
グイグイとAを引っ張るその姿はまるで
飼い主と犬
相澤「できるのにやらないのは合理的じゃないつったろ。大体お前は考えすぎだ。考えてる隙にも敵は暴れる。考えるより行動だ、いいな。それと、ちょっとは自分の意思をもて。俺を助けようとした時にはじめて出すんじゃないよ」
彼女は、なにも知らないまま きっと大人にならざるを得なかったのだろう。
他人に全てを委ねて。そこに意思はないように
だが、そんなAだからこそ寄り添っていかなければならない。大人が彼女に手を差し伸べてやらなければならない。
『はい…はいｯ!!』
少しばかりいたいけど、相澤のその目を見ればわかる。確かに愛がこもっている。
心配されていることも、期待されていることも
だから、笑ってAは伝える。
『…私、相澤先生をちゃんと守れるように頑張ります』
相澤「だから、俺の前にまず自分を守れるようになれっつってんだろ。そもそも俺はそんなに落ちぶれちゃいねぇよ」
相澤の説教は、まだ終わりそうにない
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SEI(プロフ) - ねこたつさん» そうなんですね！88の日！！応援＆コメントありがとうございます！是非今後も楽しんで下さい (6月6日 1時) (
レス) id: aa2a9e2f26 (このIDを非表示/違反報告)
ねこたつ - 夢主と誕生日いっしょなのでなんか嬉しいです！投稿頑張ってください！！ (6月6日 1時) (レス) @page2 id: 0e1b6a91f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SEI | 作成日時：2023年5月15日 18時
