目を覚ますと ページ21
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『………んん…』
目が覚めた私は重たい瞼を開きぼーっと天井を見つめると、体を起こそうと力を入れる。
『……痛っ……！』
体に力を入れようとした途端に全身に走った痛みに、思い出したくない記憶が思い出させられる。
『…そうだ………私……』
手を広げて見ればたくさんの傷と痣。
何回も殴られて…蹴られて……
やめてと叫んでもやめてもらえなかった…
……地獄だったな…
あの後、奇跡的に誰かが来てくれて……
……助けてくれて………
……ん？…………助けてくれて……？
…………
……
『……！！そ、そうだ…あ、あの人は…？』
白髪の彼に助けてもらったことを思い出した私は、ゆっくりと体を起こし辺りを見渡す。
『……ぇ？…』
周りには沢山の本が入った本棚
横を見れば大きな金庫
海の中のような幻想的な色をした壁は
見覚えのある景色だった。
『…こ、ここって……』
私がそう昨日の記憶と今の現状が一致した時、
ア「…確かここに……」
『……？』
ドアを開けて部屋に入ってきた人と目が合う。
『………っ！』
ア「おや、目が覚めましたか。どうです？具合は」
『…は、白髪の……』
ア「…白髪？あぁ、僕のことですか？…そう言えば、まだ名乗っていませんでしたね。僕はアズール・アーシェングロッド。ここ、オクタヴィネルの寮長です」
私がボソッと呟くと、彼はそう言って眼鏡を指でクイッと上げた。
…こ、この人がジェイド先輩とフロイド先輩が言ってた…アズール先輩…？
…なんか…想像してた感じと違う…？
ア「Aさん…でしたか？ジェイド達と知り合いだったんですね。さっき2人から少し聞きました」
『…ぁ………えっと…』
何を言えばいいか分からずに口ごもっている私をアズール先輩は黙って数秒見た後、
机の引き出しに入っていた資料を取り出し、
ア「あと数十分でモストロラウンジの営業が終わりますから、話はその後にしましょう。どうぞゆっくりしていてください」
そう微笑みながら私にそう言った先輩は、急いだように再び部屋から出ていった。
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いえゃあ - ええええkjksにsんじゃあばばばばばb更新停止ぃ！？うそんめちゃすきなのにぃ… (11月25日 11時) (
レス) @page37 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
らいおん - うううう、好きです。 (2020年11月2日 23時) (レス) id: 8515bd1858 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - お茶さん» ｷｬｧｧｱそう言って頂けて嬉しいです頑張りますぅぅう (2020年10月22日 18時) (レス) id: 8492654494 (このIDを非表示/違反報告)
お茶 - ダメだぁプロローグだけで甘酸っぱい予感と神小説だと感じた応援してますうう (2020年10月22日 5時) (レス) id: 805b7b5a58 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - 氷さん» うぅぅっありがとうございます泣 存在が罪ですよね分かります笑 (2020年10月21日 19時) (レス) id: 8492654494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむすび | 作成日時：2020年10月20日 21時
