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学園長からの頼み事 ページ3









『………ぉ……オクタヴィネル…?』





ク「はい!そうですオクタヴィネル!…実はオクタヴィネルの寮長であるアーシェングロット君に頼まれていた資料を渡すのをすっかり忘れていまして…」





グ「……学園長のやつダメダメなんだゾ…」





グリムが小さい声で私にそう言う





ク「…ゴホン!私から届けに行きたいのは山々なんですが、私忙しいもので…これから大事な大事な予定があるんです…!」





『……ぉ…お急ぎなんですか…?』





ク「はい、昨日渡す約束をしていましたので……それに早く渡さないとアーシェングロット君に何を言われるか……ヒィッ…考えただけでも鳥肌が…」





グ「学園長のくせに生徒に尻に敷かれてるんだゾ」





冷めた目付きでそう言うグリムを横目に、ホントに恐ろしそうにブルブル震えている学園長を見て良心が痛んだ私は





『…わ、分かりました……今から行けば…いいんですよね…?』





学園長からの頼み事を引き受けることにした





ク「おや、いいんですか!?それはそれは助かりますオクタヴィネルへは鏡の間から行けますので、よろしくお願いしますね!!」





学園長は嬉しそうにそう言うと、私の返事を聞くこともなく早々にその場から去っていった





『………早いな学園長…』





私は苦笑いでそうボソッと呟き





『…勢いで引き受けちゃったけど私達でホントに大丈夫かな…。でももう行くしかないよね……よしグリム行こっか』





そう言って足元にいるグリムを見ると…






グリム………あれ?グリム?






『…え?グリム??』






気づいた時にはもう遅く、今まで足元にいたはずのグリムは居なくなっていた








『…ぐ…グリムのやつ逃げたなぁ……!?』








オクタヴィネルに一人で行くのは怖いけど、



グリムは一度居なくなるとしばらくは見つからないということがこの3週間のうちに分かった私は10分ほど迷った挙句、一人で行くことに決めた









『…ど…どうかせめて優しい人………』






そう心から願いながら学園の庭を歩いていると、あっという間に鏡の間に着き







『…頑張れ私………私なら大丈夫…』







そう自分に言い聞かせ、オクタヴィネルへと繋がる鏡に足を踏み入れた

ようこそオクタヴィネルへ→←オンボロ寮の監督生



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いえゃあ - ええええkjksにsんじゃあばばばばばb更新停止ぃ!?うそんめちゃすきなのにぃ… (11月25日 11時) (レス) @page37 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
らいおん - うううう、好きです。 (2020年11月2日 23時) (レス) id: 8515bd1858 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - お茶さん» キャァァアそう言って頂けて嬉しいです頑張りますぅぅう (2020年10月22日 18時) (レス) id: 8492654494 (このIDを非表示/違反報告)
お茶 - ダメだぁプロローグだけで甘酸っぱい予感と神小説だと感じた応援してますうう (2020年10月22日 5時) (レス) id: 805b7b5a58 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - 氷さん» うぅぅっありがとうございます泣 存在が罪ですよね分かります笑 (2020年10月21日 19時) (レス) id: 8492654494 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむすび | 作成日時:2020年10月20日 21時

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