歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者12人目 ページ13

目が覚めた。
つい最近のような、
ずっと前だったような夢だった。

時刻は午前5時
お弁当と朝食を作らなくちゃ…


昨日一緒に寝たっけ、
隣の彼女は無防備にスースーと
寝息を立てている。

純粋なこの子を見ていると
なんだか自分が惨めに思えてくる。

「情けないなぁ…」

と自分に言いながら
この子の頭をふんわりと撫でる。


あれ、
僕はそこで気づいた。

声が出せる______

鏡まで行くと自分が完全に戻っている事が
分かった。



あの子の純粋さに触れたから…？
それとも、

もしかしたら
あの子は霊力持ちなのかもしれない。


「びっくりしちゃうかな…？」


そんな事を考えながら
お弁当を作る。
我ながら今日は自信作だ



まだ彼女が起きるまで
時間がある。

僕は彼女の隣にもう一度寝転び、


頬に手を添えた


別に、
特段なにかする訳では無い。

何となく
ただ、触れていたかった。

もう
自分の目の前で何も失いたくはない。


存在を確かめる感覚が欲しかっただけ…



彼女の存在に安心して少しウトウトする。
6時には起こして…あげないと……




僕はそのまま眠りに着いてしまった。

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