11の8 ページ46
貴「はぁ、はぁ...ちょ、まだ、なの...？」
正直、死にそう
キ「姉ちゃん、だらしねぇぞ！」
貴「うるさい！こんな山奥なんて聞いてない！」
叫んでさらに疲れた
オ「おぶろうか？」
貴「とっても魅力的だけど、大丈夫」
キ「あそこ、あの中が洞窟になってるんだ」
やっとついたらしい
オ「雪、どけたからこれで入れるでしょ」
キ「このままもっと奥まで続いてるんだ」
貴「君ら、普段どんな遊びしての」
こんな洞窟の奥の何が楽しいんだ
オ「この先まだ歩くの？」
キ「そうだけど」
オ「となると、一応やっとくか」
貴「？」
白「キリト君...!?」
お姉ちゃんの声に見ると、キリト君の足に痣が出来ていた
体温が下がるのを抑える薬を打ち、オビが背負う
キ「そっち、右の空洞のところだから」
と指示通りに行くと、そこには
貴「光る水」
もっと神々しいかと思ってたけど、そうでもない
オ「種は...上か」
オビが身軽に上へ上がる
オ「あたりだ」
貴「これが原因で、治療薬」
こんなただの種が毒であり薬なんて、誰も思わないよね
オ「摂取できたかい？行こう、霧が濃くなってきた」
───────────────────────
──────────────────
─────────────
────────
白「戻りました！洞窟には種の元の植物はなかったのでこのまま見つけ出して調べます」
貴「リュウ、これが摂取してきたものと、記録。治療薬とみんなのことよろしくね」
リ「...白姫さん、大丈夫？」
貴「？平気だよ、むしろわたし以外の方が大丈夫じゃないでしょ」
リ「そう」
そのまままた作業に戻ってしまった
何が言いたかったのだろうか
貴「それでどうやって洞窟の真上まで行く？」
オ「洞窟で歩いた分と同じ距離、同じ方向に進む」
白「も、もしかして記憶しながら歩いてたの!?」
オ「まーね、疲れるんだけどさ」
疲れるとか以前に出来ないよ、普通
大きく深呼吸したオビ
オ「真っ直ぐ十七歩」
目つきが変わった
. . .
. . .
. . .
オ「最後、四時の方向十三歩」
貴「ここ...」
白「試験栽培場の中!?」
辺りを見回すと、水が流れていた
貴「ここ！」
人1人がやっと通れるくらいの穴があった
白「ここにも洞窟？」
オ「入れそうだ」
慎重に入ると、そこに広がっていたのは
貴「これが、光る水の正体」
さっき見たのとは段違いに綺麗な光景だった
「オリンマリス、そう呼ぶらしい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
