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貴「うー、ここにいると頭おかしくなりそう」
わたしたちは書庫にいる
ラ「ここには物語も多いから、色々見てみるといい」
と言われしぶしぶ探しているが、
どれもこれも厚いんだよ！
もっと薄くて読みやすいやつはないのか！
と心の中で文句を垂れてると
貴「あ」
1つの本が目に付いた
取ろうと手を伸ばす
貴「あと、少し、もう、ちょっと」
微妙に届かない
ここで台に頼るとなんか負けた気がしていやだ
もう諦めようかと思った時
オ「これでいい？」
と後ろから取ってくれたオビ
貴「うん、ありがと！」
オ「白姫嬢もそういう本読めるんだね」
貴「バカにしてるね、わたしだって読もうと思えば読めるから！」
オ「ごめんごめん、で、その本何かあるの？」
貴「どうして？」
オ「わざわざ取れないところの本とずっと格闘してたから何かあると思って...違った？」
よく回る頭だなぁ
貴「少し気になるなぁって思って」
オ「そっか...戻したい時は言ってね」
貴「うん！」
わたしが席に着いたのを確認してオビは定位置に戻った
わたしは本を開く
物語は2つの国が争っている話
1つの国は大国エルス王国、もう1つの国は小さい国アテル王国
アテル王国の国王一家は特殊な体質を持っていた
国王は、痛みを感じない
王妃は、動物と話せる
王子は、人を惹きつける
王女は、薬·毒が効かない
エルス王国はその特殊な体質に目をつけ、アテル王国を取り入れようとした
しかし、アテル王国はそれを受け入れなかった
どうしてもその力が欲しいエルス王国は、ある薬を使って王子を洗脳した
そして王子を利用して、国王と王妃を暗殺
王子を国王にしてエルス王国に取り入れ、支配した
王女はその王子の毒味役としてそばに置かれた
しばらくしてエルス王国の婿養子として迎えられた王子
そして事件が起きる
エルス王国の国王が殺された
誰もが王子が殺したと思う
でも誰も咎められなかった
なぜなら皆、王子の人を惹きつける力によって王子側についていたから
そしてエルス王国も王子が国王となり、更なる発展を遂げる
それから数年後、アテル王国が反旗を翻す
エルス王国に攻め入るが、圧倒的戦力差と国王の統制力により、アテル王国は滅亡した
そこで物語は終わる
この本が伝えたいことは、国に必要なのは人々が着いてきてくれる人望と統制力
人望が戦力に、統制力が戦略に
そういうことだろう
ユ「その話面白いですよね」
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あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
