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白「白姫！どこ行ってたの！」
宿に戻ると既にお姉ちゃん達がいた
貴「ちょっと散歩に」
白「書き置きぐらいしてよ、心配したよ」
貴「ごめん」
「へぇ、この可愛いお嬢さんは昨日潰れてた子かな」
なんであんたがここにいるんだ
貴「潰れたくて潰れてたんじゃないですから、あれはふか...ふかこー...ん？ふかこうりゃく？ふかこうりゃく！」
白「不可抗力ね」
貴「それ！」
「あはは、面白いね。飽きなさそうだ、ねぇオビ」
オ「まぁ、否定はしないよ」
「お？」
呼び捨てだし
自分の中にドロドロした何かが湧き上がる
貴「それよりどうしてこの人がここにいるの？ミツヒデさん口説き落とされたの？」
ミ「やめてくれ」
白「オビの昔の知り合いだって」
貴「ふーん」
昔の知り合い、ね
「なんだい気になるのかい？」
貴「別に」
嘘だ
気にならないわけが無い
オビと付き合ってたのかとか
色々気になる
「随分と冷たいなぁ」
オ「白姫嬢は人見知りなんだよ」
「それだけじゃないと思うんだけどなぁ」
意味ありげにこちらを見る視線に気付かないふりをする
ゼ「そろそろ行くぞ」
「世話かけて悪かったね」
ミ「気をつけて」
「どうもね優しいお兄さん」
とミツヒデさんの頬にキスしたお姉さん
「それじゃあ縁があればまたね」
と去っていったお姉さん
あのお姉さんは結局何者だったのだろうか
ミ「オビ...どういう人なんだお前の知り合いは」
オ「いや、なんかすみませんね」
貴「木々さん、木々さん。後ろ乗っていい？」
木「いいけど、オビの後ろじゃなくていいの？」
貴「うん」
木々さんの後ろに乗る
オビは何も言ってこなかった
木「白姫、何かあったの？」
貴「！...何もないですよ」
急に声をかけられて驚いて慌てて返事をする
木「そっか」
それで会話が終わる
貴「さっきのお姉さんとっても美人でした」
何もないと言ったのに結局話し始めてしまう
木「そうだね」
貴「オビとも知り合いっぽかったし、ああいう人が男の人は好きなんでしょうか」
木「それは人それぞれじゃない」
貴「そうですよね」
木「オビなら大丈夫だと思うよ」
そんな気休めみたいな
わたしも木々さんみたいに強かったら、お姉ちゃんみたいに強かったら、もっと自信をもてたのに
話せば話すほど落ちていく
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あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
