10の3 ページ34
貴「うぅ...きもちわるい」
目が覚めたらベッドの中だった
たぶんオビが運んでくれたんだろう
二度寝しようにも気持ち悪さで寝れないから少し風に当たろうと外に出る
貴「もうお酒なんて飲まない。わたしは一生ミルクティーで生きていく...オビ？」
外に出ていくオビを見た
こちらに気づいてないようなので驚かせてやろうと後を追いかける
貴「え」
追いかけた先で見たのは、
さっきミツヒデさんを出会って3秒で口説いていたお姉さんと話すオビだった
わたしはその場を離れ、夢であってくれと布団を被った
貴「やっぱりああいう人がいいのかなぁ」
美人で明るい、歳の近い人
わたしの勝てる部分なんて何も無い
明日からどんな顔で会えばいいんだろう
何を話せばいいんだろう
最近良いことばかりだったから、神様が帳尻合わせに来たのだろうか
夜中ということもあってか思考が悪い方へ向かってく
貴「オビのうそつき」
幸せにしてくれるって言ったのに
そのままスッキリしないまま朝を迎えた
ゼン達がオビがいないことを騒いでいる
ゼ「何か知ってるか？」
白「何も」
とお姉ちゃんが首を振る
あの人は綺麗なお姉さんと遊んでますよなんて言えずにわたしも首を振る
そこから色々調べた木々さん達により1つの屋敷が怪しいと分かり、そこに行くことになった
白「白姫？」
貴「わたし、あんまり気分良くないからここにいる」
真実を知るのが怖くて、嘘をついてお姉ちゃん達だけで行ってもらうことにした
白「なら、わたしもここに残るよ」
貴「大丈夫だから、お姉ちゃんは行きなよ。もしかしたら怪我してるかもしれないし」
1人になりたくてそんなことを言う
白「なら、行くけど何かあったらちゃんと誰か頼るんだよ」
貴「うん、行ってらっしゃい」
そしてお姉ちゃん達を見送って、わたしも外に出る
貴「とりあえずテキトーに見て回ろうかな」
昼間の街は賑わっていて、今のわたしには眩しすぎた
そこから逃れるように路地へ路地へと抜けていくと、人通りが無くなり、フードを深く被った人がいるだけだった
「そこのお嬢さん」
と声をかけられ咄嗟に辺りを見回す
でも、わたし以外誰もいない
つまりわたしに話しかけたのだ
「お嬢さん、悩み事があるようだね」
そんなにわかりやすいだろうか
「ひとつ、占ってあげよう」
貴「...お願いします」
普段なら怖くて逃げるけど、興味半分で占って貰うことにした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
