9の18 ページ31
ル「白姫、野菜も食べなきゃダメだよ」
宴会が始まり、少し経った
兄さまが野菜を勧めてくる
貴「兄さま、わたし気づいたんです。この牛たちは野菜を食べて生きてました。なら、その肉を食べてるわたしは実質食べてることになると」
ル「うんうん、この野菜は甘めだから食べやすいよ。白姫甘いの好きでしょ？」
貴「わたしの求めてる甘さじゃない」
ル「ほら、1口でいいから」
差し出されたものから顔を背ける
貴「んー」
ゼ「ちょっと前、好き嫌いはないって言ってなかったか？」
余計なことを覚えていなくていいんだよ
貴「牛乳飲めないゼンに言われたくない！」
ゼ「もう飲めるって言ってるだろ！」
白「白姫、もしかして本当は野菜嫌いだったの？」
貴「別に...」
レ「白姫はね、野菜が嫌いすぎて畑を荒らしたことがあるんだよ」
ル「あ、あとはおやつをつまみ食いしてそれをぬいぐるみのせいにしたり」
レ「あったねぇ、それから─」
貴「なんで余計なこと覚えてるの！」
そんなわたしでも忘れてたようなことを次から次へと
ル「余計じゃないよ、大事な思い出だよ」
レ「他に何かあるかなぁ」
「今だから言います！白姫様が勉強のプリントをヤギに食べさせてたのを見ました！」
おい！いつの話だ！
「白姫様が、ひよこに餌をあげながら美味しくなーれって言ってました」
それじゃ、ただのヤバいやつだよ！
貴「ちょっと！この話はおしまい！散れぇ！」
わらわらと集まりだしてた人たちを散らす
レ「お、酒が無くなった、向こうにいっぱいあるから行こう！」
さっさと行け！酔っ払い！
皆が移動し、オビと2人になる
オ「白姫嬢、ちょいちょい」
貴「どうしたの？」
オ「こっち」
と手を引かれ少し高いところに移動する
オ「星がすごいよ」
上を向くと満天の星空
貴「本当だ！きれい！」
そのまましばらく黙って空を見る
オ「白姫嬢」
ふと声をかけられ、振り向くと
思ったよりオビの顔が近くにあった
満天の星空
2人きり
近い距離
いくらバカなわたしでもわかる
月明かりに照らされ、影が重なった
オ「秘密の思い出、これは誰にも話さないようにしないとね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
