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オ「白姫嬢、諦めちゃダメだよ」
そうだ、諦めちゃダメだ
わたしは足元に落ちてた短剣を手に取る
レ「白姫！まだ間に合う！」
貴「わたしが兄さまを救う」
その剣先を兄さまに向ける
「あはは！いいわよ！美しい兄妹愛ね！」
落ち着け
大丈夫、わたしならやれる
息を大きく吸う
そして一気に間を詰める
兄さまの意識は手元の短剣に向いている
それを振り下ろす寸前、パッと離す
ル「...っ！」
一瞬気をそらしたところを勢いをそのままに押し倒す
貴「ごめんね、1人で苦しめて」
ポケットから注射器を取り出す
貴「終わりにしよう」
それを首筋に刺した
ル「うっ...」
兄さまの意識がなくなる
「うそよ、嘘よ！こんなの...認めない！全面戦争よ！...貴方たち終わったわね、一族諸共根絶やしにしてやる！」
レ「はい、うるさーい。根絶やしにされるのはお前らだよ」
「なに、言って」
バン！
とドアが開く
ゼ「リリアナ·ミラン。貴殿を国家転覆罪諸々で話が聞きたい、ご同行願おうか」
そう言って入ってきたのは、ゼン達
「何なのよ！誰よ貴方！」
ゼ「これは失礼した。クラリネス王国第2王子ゼン·ウィスタリア。そこにいるレオン·ブラウンからの要請により、貴殿を調べさせてもらった」
「第2、王子...？調べる？」
ゼ「話はゆっくり聞いてやる。木々」
木「はい」
木々さんが手早く縛る
「私は、私は、あはは、あははは！」
彼女は狂ったように笑いながら連れていかれた
貴「お、終わった...」
急な脱力感に襲われ、ペタリと座り込む
オ「お疲れ様、よく頑張ったね」
オビが目線を合わせて言ってくる
貴「うん、兄さまは」
レ「呼吸も正常。あとは起きた時だね、とりあえず部屋に寝かせてくる。白姫も疲れたでしょ、部屋用意してあるから休んできな」
貴「でも、後始末...」
レ「俺らでやるし、ね？」
貴「わかった」
そう言われると急に眠気が襲ってくる
レ「じゃあ、そこの襟巻きのお兄さん白姫のこと任せたよ。王子たちは客間で待っていてください」
オ「じゃ、白姫嬢、部屋行きましょうか」
と差し出された手を握る
オ「っ！...はは、寝ぼけていつもより素直だねぇ」
貴「うん」
考えることすら億劫になってきた
ゼ「半分寝てるな、あれ」
ミ「あぁ、ちゃんと歩けるのか？」
オ「ほら、こっちだよ」
貴「んー」
手を引かれるまま部屋をあとにした
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あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
