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オ「危なかったね」
とオビがレオンの拘束を解く
レ「遅い」
オ「警備が厳しくてね」
ル「侵入者だ！捕らえろ！」
その命令に皆が戦闘態勢に入る
どう考えても不利だ
「うおぉぉぉぉ！」
誰かが駆け出したのを合図に皆が駆ける
それを捌いて、倒していく
たった2人なのに誰も勝てない
それもそうだ、オビはこれが本職みたいなものだし、レオンも実はこういうのが得意だったりする
「早く、早く倒しなさいよ！たった2人よ！」
それでも2人の勢いは止まらない
そして立ってるのは2人だけになった
オ「色々証拠は上がってるんでね、大人しく捕まってくださいよ」
「ふふふ、ははは！もういいわ！そんな役ただず達には期待してないもの！ルイ様！あなたの力を見せる時よ！」
貴「いい加減にしてよ！なんであなたが命令するの！何が目的なの！これ以上兄さまを苦しめないで！」
「苦しめる？これはね、ルイ様の意思なのよ」
貴「違う、兄さまはこんなの望んでない」
「私はね、少し背中を押しただけ。あの人の中に眠る本性を出してあげたの」
貴「あれは兄さまじゃない」
「そうよね、信じられないわよね。あなたのお兄様は優しいんだものね、でもそれは偽りなの。...初めて見た貴方たちはとても幸せそうだったわ。家族仲が良くて、楽しそうに笑って、家柄も良くて...だから壊したくなったのよ。」
貴「狂ってる」
「この世に狂ってない人なんていないわ。...そういえば貴方薬剤師だったわね、ならオーバードーズって知ってる？」
オーバードーズ
薬の摂取過多などでが身体に与える影響
最悪の場合死に至る
「定期的にこの8年薬を投与し続けたルイ様の身体はどうなってるかしら」
貴「まさかっ！」
彼女が注射器を取り出す
「私の計算ではね、あと1回打てば完全に自我が壊れるわ。そうなれば彼は本能がままに全てを壊す。」
貴「やめ...！」
次の瞬間、彼女は兄さまの首筋に注射器を刺した
ル「ぐっ...！がぁぁぁぁ！」
レ「お前っ...！」
レオンが拘束にかかる
捕らえられた彼女はそれでも続ける
「彼を止めるにはもう殺すしかないわ。助けたいんでしょ？さぁ、貴方に彼が殺せるかしら」
目の前には剣を持って立つ兄さま
貴「お願い、目を覚まして...」
わたしの声は届かない
そして兄さまは剣を振り下ろした
キン！
オ「白姫嬢、諦めちゃダメだよ」
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あえん(プロフ) - ゆきなさん» 皆、ハッピーがいいですよね (2020年8月2日 9時) (
レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - お兄さん助かって欲しいですね (2020年7月31日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あえん(プロフ) - 七竈さん» ありがとうございます！週末は必ず更新しますので待っていていくださると幸いです！ (2020年6月9日 21時) (レス) id: 1ba6928b23 (このIDを非表示/違反報告)
七竈 - 続編、おめでとうございます！更新されるのを楽しみに待っています。無理をしない程度に頑張って下さい！応援しています！ (2020年6月9日 17時) (レス) id: 3aac7a08eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あえん | 作成日時：2020年5月30日 22時
