８２° ページ32
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済州島には船で行くことにした。
なんとなく、綺麗な海を見て全部忘れたかったから。
今頃、テヒョンは私の置き手紙に気づいたかな？
そう思ってケータイをみてみると、案の定ものすごい量のLINEと電話が来ている。(笑)
向こうでケータイを変えるから、今日と明日ぐらいはこの子使わなきゃいけないんだけど...大丈夫かな。(笑)
そう思っていると、ジヨンから電話がかかってきた。
「...ジヨン。」
私が今好きな人。
危うく出てしまうところだったけど、耐えろ私。
それからしばらくして、ジヨンからLINEがきた。
どうしても気になってしまって、既読がつかないように内容を見る。
私、どこまでもずるいなあ。
" Aちゃん、今どこ？"
"何勝手にいなくなってんの"
"一回話そう。見たら返して。絶対。"
立て続けに３つ送られてきて、それからしばらくしてまた１件だけLINEがきた。
" Aちゃん、まじでどこにいるの？
１回でいいからLINEだけでも返してよ。
俺はAちゃんのことが好きなんだ。
こんな感じで言うつもりじゃなかったんだけどさ。"
「.....なに、急に。」
急な告白に、思わず泣きそうになる。
" Aちゃんはいつだって笑顔で、
俺はその笑顔に支えられてた。"
「私だってっ...」
私だってテヒョンのことで辛かった時に、誰よりも愛をくれたジヨンに支えられてた。
" もしほんとにもう会えないなら、
ありがとうとさよならを言いたい。
お願いだから帰ってきて。
せめてあと１回でいいから...顔見せて。
声聞かせて。"
「ごめんねっ...ジヨン。」
溢れ出した涙の止め方を知らない私は、ただ泣くことしか出来なかった。
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karin(プロフ) - ほんとによかったです！涙だけのバカみたいです！！パスワード知りたいです！ (2018年3月7日 19時) (
レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - なあ汰む。さん» ありがとうございます(；；)のろま更新でほんとに申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月1日 11時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
なあ汰む。(プロフ) - はじめまして。投票が何回もできるなら星を満点、毎回つけたくなるくらい大好きなお話です。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: cf30c03f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月31日 9時
