７８° ページ28
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テヒョンちょっとジヨンと会っててさ。今週中に、どこか出掛けようか。
テヒョンからの返信に気付いたのは、仕事が終わって帰る頃。
「ジヨンに...？」
変な胸騒ぎがしたけど、それに気づかないフリをした。
テヒョンからのお出かけの誘いなんて珍しいなあ。
Aそっか。テヒョンからの誘いなんて珍しいね。どこに行く?
少し前の、ジヨンと出逢う前の私ならこんなLINEをみてにやけてたんだろうな。
そう思ったあとに気付いた。
これが、私の答えなんだって。
「私は...ジヨンが好きなんだ。」
暗い夜道の中、街灯だけが光ってる。
私の呟きは、私以外の誰にも聞こえてなくて。
やっと気付いたこの気持ちに、必死に脳がサイレンを鳴らす。
だって、この気持ちは気付いちゃダメだった。
こんな辛いだけの恋をしちゃダメなんだ。
ジヨンのためにも、自分のためにも。
でも、だからといってこんな気持ちのままテヒョンと付き合っていてもダメ。
今、自分の気持ちに正直になれば誰かが傷ついてしまう。
「どうして、気付いちゃったんだろう。」
恋というものは、気付いたら好きになっているもので。
それは自分の意思とは関係なしに起きてしまうもので。
好きになりたくてなったわけじゃない。
そうやって言い訳する。
でも、好きになったのは間違いなく自分で。
「どうすればいいの...？」
私だけが幸せになる恋なら、しない方がマシだ。
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karin(プロフ) - ほんとによかったです！涙だけのバカみたいです！！パスワード知りたいです！ (2018年3月7日 19時) (
レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - なあ汰む。さん» ありがとうございます(；；)のろま更新でほんとに申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月1日 11時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
なあ汰む。(プロフ) - はじめまして。投票が何回もできるなら星を満点、毎回つけたくなるくらい大好きなお話です。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: cf30c03f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月31日 9時
