７６° ページ26
TAEYANG
次の日、ジヨンからかかってきた電話に出ると、俺の想像とは真逆のジヨンの声が聞こえた。
「...レコーディング室。」
第一声がそれって...(笑)
「すぐいく。」
まるでもう何も希望がないみたいなジヨンの声に少し焦って。
「ジヨン？」
大急ぎで事務所に向かって、電話が来てから10分ぐらいで着いたレコーディング室。
名前を呼ぶとソファーに横になって手で顔を覆っているジヨンがのそりと起き上がった。
「ヒョン...プロポーズするんだって。」
俺を見るなり俯きながら、口元だけ笑った。
その笑顔は喜んでる笑顔なんかじゃもちろんなくて。
「今週中だって。
結婚式は、BIGBANGよろしくだって。」
遠くを見てるその目には光がない。
「応援してるって...言ったよ。」
諦める...気なのか？
「どうする気？」
「どうするって(笑)
もうこんなの俺に勝ち目ないよ。
ヒョンに伝えたそのまんま。応援するしかないよ。」
見てたらわかる。
苛立ってるジヨン。
「お前、それでいいの？」
「いいもなにも、俺にはどうすることも出来ないだろ？！」
落ち着かないのか、立ち上がって俺に向かって怒鳴った。
「Aちゃんの幸せを考えたら、俺はもう諦めるしかないんだよ！
そうすることしか俺はできないんだよ！！」
俺に向かって言ってるけど、それは自分に言い聞かせてるようにも思えて。
「...そっか。」
なんて声をかけてやればいいかわからない。
だから、そう言うしかなかった。
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karin(プロフ) - ほんとによかったです！涙だけのバカみたいです！！パスワード知りたいです！ (2018年3月7日 19時) (
レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - なあ汰む。さん» ありがとうございます(；；)のろま更新でほんとに申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月1日 11時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
なあ汰む。(プロフ) - はじめまして。投票が何回もできるなら星を満点、毎回つけたくなるくらい大好きなお話です。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: cf30c03f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月31日 9時
