６３° ページ13
G
｢知ってます。
見てたらわかりますよ。(笑)｣
こんなこと言われて、スンリも困るだろうなーって思ってても口は止まらない。
｢でも、Aちゃんはヒョンのことが好きなんだって。
ヒョンと付き合ってるから、俺とはもう会えないんだって。｣
ははって笑いながら言ったのに、また涙が頬を伝った。
｢ヒョン…泣いてるの？｣
俺を担いで歩いてたスンリの足がぴたっと止まって。
俺の顔を見てひどく辛そうな顔をしてそう聞いてきた。
なんだよ、なんでお前がそんな顔するんだよ。
そう笑いながら言ってやりたいのに、視界はどんどん滲んでくる。
｢ヒョン…泣かないでくださいよ…｣
止まってほしいのに、目からはポロポロ涙が零れ落ちてて。
手足には力が入らなくて、胸はズキズキ痛む。
なんなんだよ、これ。
俺、もう散々泣いたのに。
スンリの前で泣くなんて、ダサすぎる。
｢…うっ…｣
｢ジヨンヒョン…｣
スンリは小さな声で俺の名前を呼びながら、背中をさすってくれた。
｢何もしてあげられなくて…すみません。｣
何謝ってんだよ。
おまえがあやまることなんてなにもないのに。
そう言いたくても、嗚咽が止まらなくて声が出ない。
｢俺っ…ほんとに…っ…｣
俺、ほんとに、Aちゃんが好きなんだ
スンリにそう言いたかったけど、スンリがあまりにも辛そうに俺を見るから言えなかった。
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karin(プロフ) - ほんとによかったです！涙だけのバカみたいです！！パスワード知りたいです！ (2018年3月7日 19時) (
レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - なあ汰む。さん» ありがとうございます(；；)のろま更新でほんとに申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月1日 11時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
なあ汰む。(プロフ) - はじめまして。投票が何回もできるなら星を満点、毎回つけたくなるくらい大好きなお話です。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: cf30c03f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月31日 9時
