６２° ページ12
G
でも、案の定Aちゃんは俺のことを突き放した。
分かってたよ、Aちゃん優しいから。
ヒョンのこと、苦しめたくないんだろ？
でも、そんな泣きながら言われたら…Aちゃんも俺のこと想ってくれてるの？って勘違いしちゃうじゃん。
Aちゃんも俺がいなくて平気じゃないの？
じゃあ、なんで？俺らが会えない理由は何？
なんでAちゃんはヒョンのところにいるの？
｢ヒョンっ…俺にAちゃんくれよ…｣
一方的に切られた電話からは嫌な機械音。
それが聞いていられなくて、そんなことを吐いた。
ヒョンに直接言う勇気なんて俺にはない。
でも…
｢マスターー…もう一杯。｣
酒の力に頼れば、もっと酔って気分上げれば、ヒョンに言えるかもしれない。
｢ジヨンヒョン！！｣
聞き覚えのある声が俺の名前を呼んだ。
｢ヒョン！もうやめてください、それ以上飲んだら倒れちゃう…！！｣
｢スンリ…？｣
スンリ、もしかして俺を心配してきてくれたのか？
ああーーー…
俺ってほんとだめなリーダーだ。
弟にまで心配かけて。
｢ヒョン！しっかりしてください。
帰りますよ！｣
スンリが俺を担いで、俺らは店から出た。
｢なあ…スンリ。
俺、Aちゃんのことー…好きだ。｣
なんでこんなことスンリに言ったのか分からないけど、気付いたらスンリに話してる俺がいた。
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karin(プロフ) - ほんとによかったです！涙だけのバカみたいです！！パスワード知りたいです！ (2018年3月7日 19時) (
レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - なあ汰む。さん» ありがとうございます(；；)のろま更新でほんとに申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします(；；) (2018年1月1日 11時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
なあ汰む。(プロフ) - はじめまして。投票が何回もできるなら星を満点、毎回つけたくなるくらい大好きなお話です。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: cf30c03f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月31日 9時
