１８° ページ18
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「んじゃー…さよなら。」
「…うん。ありがと。色々と…」
「いーえ。(笑)」
ジヨンのその言葉を聞いて、タクシーのドアを閉めた。
ドアが閉まるのとほぼ同時にタクシーが出発した。
"またな" じゃなくて "サヨナラ" って言われたとき、ああ、これでほんとに最後なんだって。
私に彼氏がいるって知ったからだろうな。
思ってたよりしっかりした人。
今日のジヨンの感想。
私の話も親身になって聞いてくれて、めんどくさそうな顔１つしなかった。
それに、ついついカクテルを飲み過ぎそうになったら、「こら、飲みすぎ。(笑)もうやめとけ。」って止めてくれて。
優しいんだなあって。
「テヒョンとは知り合いじゃないんだなぁ。」
もしかしたらって思って名前出してみたけどジヨンは知らないって言ってた。
「…サヨナラか。」
少しだけ。ほんとに少しだけ、寂しく感じた。
きっと、他人に本音をこんなに話したのが初めてだから。
少し気が軽くなったから。
重荷が無くなったから。
だからだよね。
それに、またあのクラブに行けば会えるだろうし。
暗い気持ちになってる自分がなんだか嫌で、家に着いてタクシーを降りて深呼吸をした。
「明日はテヒョンとディナーなんだから。」
ジヨンのことなんて忘れよう。
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えむどら(プロフ) - ゼニさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！！！！！ (2017年5月10日 23時) (
レス) id: f5be72e5ff (このIDを非表示/違反報告)
ゼニ - いい作品ですね！メチャ好きです！続きがどうなるか...！更新楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2017年5月10日 19時) (レス) id: dc431d497d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年5月9日 17時
