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DAY U ページ3

－ U

「ジヨン…また私とっ…」

「ごめん…俺じゃお前を幸せにできない。

お前には、もっといい人がいるから。」

「私は…ジヨンじゃないと幸せになれないよっ…」

「お前に何もしてやれてない…そんな自分が嫌なんだ。お前といると、しんどいよ…」

そんな理由で私たちの関係は終わった。

私といるとしんどいだなんて言われたら、もう何も言えなくて。

結局は、私と付き合ってるとジヨンがしんどいから私と別れたかったわけで。

私の幸せを願ってなんて言ったけど、結局は自分の幸せなんだ。

分かってる、こんな人と別れてよかったって。

けど、ジヨンのことが本当に好きだったんだ。

ジヨンといる時間は本当に幸せだ。

こんなの自惚れかも知らないけど、ジヨンは…本当に私のことを愛してくれてたって…そう思ってた。

もちろんジヨンとの関係なんて周りには秘密で。

なんせBIGBANGのG-DRAGONだから。

一般人の私が、そんな世界の人から知られてる超有名人と付き合ってるなんて誰も信じないんだろうけど…(笑)

ジヨンの気持ちが私から離れていってるって実感はしてた。

初めはたくさん会う時間を作ってくれてたジヨンだけど、付き合って半年経ったぐらいから段々それも減っていった。

最初は私も、私との付き合いに慣れてきたから、気を遣わなくなっただけだとか、自分に大丈夫だって言い聞かせてた。

でも、たまに会った時に

ここに行こう

とか

次はいつ会えるのか聞いても、ジヨンは軽くあしらうだけになって、約束してもそれが果たされることもなくて。

ああ、私もうすぐ振られるなって、なんとなく分かってた。

それでも認めたくなくて、また振り向かせようって頑張ったけどダメで。

私たちが出会ったのは、ほんとにたまたまだった。