366days (ページ15)

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DAY G ページ15

－G

その日から、てそんがやたらとケータイを気にするようになった。

それは俺以外のメンバーも感じていたようで。

「テソンヒョン彼女でもできたんですかね。」

てそんがいないときに、すんりが俺らにそんなことを言ってきた。

「あー、最近やたらとケータイ気にしてるよね。」

よんべも同じことを思ってたみたい。

「誰かからの連絡待ってるっぽいですよね、やっぱ彼女ですかね？！」

ほんと、すんりはそーゆう話好きだよな。

「Aだろ。
Aと会った日からじゃん。」

…ドキ。

その名前に思わず顔を上げると、たっぴょんと目が合った。

「聞いてやろうか？ジヨン。」

「ん？なんで俺？(笑)」

また何も思ってないふり。

「あのさ…」

すると、よんべが口を開いた。

「みてられないよ。ジヨン。」

「…え？」

「無理して気にしてないふり、無理して辛くないふり、無理して好きじゃないふり。」

「っ…！」

「そろそろ素直になれば？
ひとりで勝手に病んでるけど。」

「よんべ…」

やっぱり、メンバーには隠し事なんてできないよなあ。

すぐに見抜かれる。

俺が病んでることも、辛いことも、全部分かってたんだもんな。

「で？Aちゃんのことまだ好きなんでしょ？」

よんべに改めて聞かれて、もう嘘なんかつけない。

「…まあ。」

「じゃあなんで振ったんだよ。(笑)」

たっぴょんも、もう挑発的なことは言ってこない。

「…好きすぎて…」

「はあ？！ジヨンヒョン、馬鹿なんですか？！」

イラッとしたのに、言い返せないのはすんりの言ってることがただしいから。