366days (ページ13)

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DAYG ページ13

－ G

「遅くなってすみません！」

珍しく予定時間に10分遅刻してきたテソン。

時間にはマメなテソンだからなんかあったのかなーなんて気にはなるけど、今はそんなことよりAの事ばっかりで。

正直ほかの人のことを気にかける余裕なんてなかった。

「どうだった？Aちゃん。」

「え…」

なのに。

たっぴょんがそんな事聞くから。

「なに、ジヨン。(笑)」

「いや…別に。」

メンバーには俺が冷めたから振ったって言ってあるのに。

俺、なに気にしてんだよ。

気を紛らわそうとインスタを開いたのに、そこにはAがいて。

「もう…なんだよ…なんなんだよ。」

誰にも聞こえない声で、俺がいなくても楽しそうに笑ってるAに不満を漏らす。

「うっわ、可愛い！このAちゃん！！」

ちらっと見えたすんりのケータイの画面はインスタ。

俺が見たのと同じ写真。

「テソンヒョンやっぱり写真撮るのうまいですね～」

「この笑顔は可愛いな。」

たっぴょんとすんりが褒めたくるから。

なんだかイライラする。

ちょっと前なら、俺のAに手出すなよってすんりのこと締めてたのに。

今はただ我慢してなんとも思ってないフリをしなくちゃいけない。

「ジヨン、なんか不満そうだな。」

でも、そんなフリをしてもたっぴょんはいつだって俺の心を読めるのかのように図星をついてくる。

「なにが？別に何も不満なんてないんだけど(笑)」

「そう？なんか顔が怒ってるみたいだったから。

俺のAに手出すなよって。」

意味深な笑顔で言ってくるタッピョンに、また腹が立った。