ファンだから ページ39
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急いできたのか、勢いよくドアを開けたジヨンは少し息がきれてて。
私と女の人との距離があまりにも近かったからか、また慌てて私の腕を掴んでジヨンの方にぐいって引っ張られた。
「...おっぱ。」
それを見た女の人は、さっきとは驚くほど違う悲しそうな顔でジヨンの方をみてる。
ジヨンの彼女...だよね。
私が今、このままここにいたらこの2人は喧嘩になって、もしかしたら別れてしまうかもしれない。
「ウンビ...なんでここにいんの？」
ジヨンの声はものすごく低い。
...怒ってる？
「だって...昨日おっぱと別れてからものすごく後悔して...だから私っ」
「事務所に来るのは違うだろ？」
「...ごめんなさい。」
ジヨンのこんな怒った声と口調を聞いたのは2回目だ。
１回目はBIGBANGのMADEの映画の時。
「Aちゃんになんかした？」
そう言ったジヨンの私の腕を掴んでる手に少し力が入ったのが分かった。
このままじゃホントにこの人が悪いみたいになっちゃう...。
ファンなら、ジヨンの幸せを願うなら、私が何か言わないとダメだ。
「...おっぱ」
「何かしたのかって聞いてんの。」
「ジヨンっ...」
どんどんきつくなるジヨンの口調に少し怖いと思いながらも、私は頑張って口を開いた。
急に喋った私にジヨンは少し驚いたみたいで、腕を掴んでた手を離した。
「ほんとに何もされてない...から。
だから、そんなに怒らないであげてください。
私がジヨンの部屋にいて少し驚いてただけで...」
「そう...なの？」
「はい！
だから...私のせいで喧嘩しないで...？
私、ファンだから...ジヨンの幸せが私の幸せだから...」
あー、ダメだ。泣きそうだ。
辛いよ。
でも、ジヨンに面倒臭いファンだって思われたくない。
どうせなら、いい印象で覚えててほしいから。
「じゃあ...私、帰ります！
色々とありがとうございました。
とっても...幸せだった。
だからジヨンも、お幸せに！！」
もう、ライブでしか会うことがないだろうから。
涙が零れないように満面の笑みでジヨンに手を振った。
辛くないわけがない。
だって、大好きな人だから。
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えむどら(プロフ) - めゆみさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます(；；) 頑張ります！！ (2018年5月4日 9時) (
レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
めゆみ(プロフ) - また読ませていただきました笑最近はえむどらさまの作品ばっかり読んでいます笑これからも頑張ってください(*^.^*) (2018年5月3日 22時) (レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめみ(プロフ) - いきなりですいません。。。パスワードとはいったいなんですか？誰か教えてくださると嬉しいです(^^) (2018年4月16日 20時) (レス) id: 3fc3098fb4 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！ジヨンくん日記のパスワード知りたいです！ (2018年4月16日 0時) (レス) id: 55dee4e1d0 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - ゆめみさん» ありがとうございます(；；)頑張ります！！！ (2018年4月14日 21時) (レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2018年2月4日 22時
