Untitled１３ ページ13
U
「Aちゃん。」
聞き覚えのある声に名前を呼ばれた。
この声、まさか…
恐る恐る後ろを振り返ると、懐かしい笑顔。
その隣には、俯いてバツの悪そうな顔。
「…ヨンベ…くん？」
なんで？
なんで話しかけてきたの？
私たちもうそんな仲じゃない。
そう分かってるからあなたも俯いてるんでしょ？
「久しぶりだね。
ずっと会いたかったんだよ？
急に会えなくなるから寂しかったよ。」
確かに、ジヨンと別れてからヨンベくんだけじゃなくて他のメンバーにも誰１人一回も会ってない。
「…ごめん。(笑)
色々あってさ。」
"色々あって"
それはジヨンと別れたことを指してるわけで。
来たなら私の顔ぐらいみればいいのに。
ジヨンをチラチラみてみるけど、目が合わない。
「スンリも会いたがってたよ？
Aヌナに会いたい〜ってあの日から何日間かうるさかったんだから。(笑)」
あの日って？
ジヨンと別れた日のこと？
「すんちゃんか〜。
懐かしいな。その名前。」
私がふふって笑って言うと、ジヨンがやっと顔を上げた。
何年ぶりかに絡まる視線。
ほら、だから嫌だったんだよ。
その綺麗な茶色の瞳に見つめられると、目を逸らせなくなる。
「ジヨンも挨拶ぐらいしろよ。
久々に会ったんだからさ。」
ヨンベ君にそう言われて、ジヨンはやっと目を逸らした。
「…あぁ。
久しぶり…だな。
元気だったか？」
ジヨンは気まづそうにそう言ってきた。
「…まぁ。」
素っ気ない返事しか出来ないのはジヨンのことを意識してる証拠で。
ほんっと子供だなぁ私。(笑)
もっと大人な対応出来ないの？って自分でも思う。
「…そっか。よかった。」
そう言って、何年ぶりかにジヨンは私に向けて笑った。
やめてよ。
派手な見た目からは想像のつかないそのあどけない笑顔が、私の心を揺さぶるんだよ。
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えむどら(プロフ) - ナナさん» ありがとうござちます(；；)もうほんとに嬉しいです頑張ります！！！ (2018年1月3日 18時) (
レス) id: e6dd44873f (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - この作品大好きで、いつも更新楽しみにしてるので頑張ってくださいね！！ (2018年1月3日 12時) (レス) id: fed522c1c2 (このIDを非表示/違反報告)
えむどら(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！(；_；)頑張ります！ (2017年10月28日 14時) (レス) id: f5be72e5ff (このIDを非表示/違反報告)
なな - まだ途中だけれど、感動。とにかく感動。これからも書くのを頑張ってください!!応援してます。 (2017年10月24日 18時) (レス) id: d532446468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむどら
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/uratuku.aiing
作成日時：2017年8月26日 14時
