消えた少女は【完結】

3.弱い ページ4

「はｯざっこ〜こんなんでホントに1級〜？」


『五条が強いだけだろうが！！！！』


「まぁ俺は生まれた時から強いからね〜」



『くっそ余裕かましてんじゃねぇ！！』




弱い、いや、比喩なしに弱い


今も俺は無傷なのにあいつはボロボロ

まぁ俺が強いだけだけど




「なぁ、そろそろ休もうぜ」


『1発食らわせてくれればな！』



食らわせる？俺がAに？そんなの簡単に終わるじゃん




「よっしゃ」


『…え？結構がちで叩かれた？割れるぞ？脳みそ出るぞ？』


「え、だって食らわせてって言ったから」


『いや、私から五条にってことだけど？』

「は？」

『は？』


「…2人とももう一度日本語学ぶかい？」

「『日本語くらいわかるし！！』」

「わかってないからさっきみたいなことが起きるんだろう…」


傑はそう言うけど俺何か悪い？

どう考えてもあいつが間違えるからいけなくない？



『も〜夏油に免じて休憩しようか。ほら早く休みなよ』

「は？」

『元気だねぇ五条は』


「てめぇには言われたくねぇよ。さっきまで休憩もせず俺に殴りかかってきたくせに」

『だって1発も入んないから悔しくて』


「それなら術式とか色々なしで、体術だけでやってみてはどうかな？」



『「なんだそれ、楽しそうじゃん」』


『声被せんなよ』

「こっちのセリフだ」


「まぁ、骨折らない程度にね」


『怖くて逃げ出さないようにね』

「お前誰に向かって言ってんだ」

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