消えた少女は【完結】

21.美女 ページ22

「やっほ〜硝子連れてきたよ〜」

「……なんで姿がそのまま？」

『やっべぇ…美女じゃん…あの頃も凄かったけど今もスゴすぎる…』

「え？僕の時アイマスクの話しかされなかったけど？」

『言ったじゃん私素直だって』

「今まで何してたの」

『いや、ほんとにあの任務の後気づいたら山ん中いたくらい』

「え、山で生活？」


『あぁ、そうじゃなくて…気づいたのもついこないだ、要するに自動タイムマシン的な…』

「へぇ…なにそれ興味ある」

「すごいね、2人とも…再会を喜ぶとかないんだ」

『心の中ですごい踊り狂ってるよ？』

「なんかそのフレーズ聞いたことある」

『そ、私がハマってる曲』

「じゃあ10年前の曲か」

『…なんか時差ボケすごい』

「時差ボケレベルなの？」

「まぁ、そんなものじゃない？」

『やっぱ家入わかってる〜』









「それより傑はどうした。なんでそんな笑顔なんだ」

『やっべぇ忘れてた…』

「忘れてたとは酷いなぁ」


「また何かやらかしたの？」

『いやぁ？あはｯ』

「何も…ねぇ？」

『お、おん』






「まぁ何はともあれ4人ってひっさびさだね」

「確かに」

『いや、全く久しぶりじゃないんだけど…』

「ちょっと黙ってて」

『うぃ』









「そんじゃ今日飲み行こうよ」

「いやAは未成年だぞ？」

「未成年に飲酒させる気かい？」

『そっか…みんな大人かｯ…しゃーない。ちょっと服大人っぽくするわ…』

「お、じゃあいいじゃん行こうよ」

「とても教師やってるやつから発せられる言葉じゃないね…」

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