百鬼家 ページ4
五条悟
急にAが頭を抑えて苦しみ始めた
ほんとに唐突に
さっきまでいつものAからは考えられないくらい
なんの前触れもなかったから周りも一瞬固まった
その後膝からAが崩れ落ちる瞬間床が黒い液体のようになってAを呑み込んだ
いや間に合ったのかもしれないけど体が動かなかった
「……」
「……」
「……」
「Aは本当に呪術使ったことないのか？」
「…えぇ。私も百鬼家の術式教えてないもの」
「だがあれは確実に1級位あった…」
「憂太に似た…あれは過呪怨霊かな、Aの階級が分からないからなんとも言えないけどね」
「…それよりもAは一体どこへ……大丈夫かしら…」
「最悪の場合呪霊の中に取り込まれた…後はワープのような感じでどこかへ移動した…」
「良くて大学の友達の家、もしくは…傑が住んでる所かもしれない」
最悪だ。こんなことになるんならしっかり言えば良かった…
あいつが非術師100人以上殺してるって
「もしかしたら帰ってくるかもしれないし…帰ってこないのかもしれない」
「どうする、報告する？」
「いや、上に知らせても僕達が動きにくくなるだけ。報告は大丈夫だよ。」
「そういやあの猫もいないね」
「……それならAは大丈夫なはずよ」
「燐子それどういうこと？」
「あの子はAが拾ってきた子なのよ。多分…本当になんの確証もないけどベルが過呪怨霊に近い形でAについている気がしてたの」
「でも…燐子さん？もしそれだと私たちだって気づくはず」
「そうだよ。この僕が気づかないはずがない」
「…そうよね………」
多分燐子が言ってることは間違ってはいない。
けど確証が無さすぎる
それにあの猫に触った時特に何も感じなかった
…でも、宿儺の指をこの家に持ち込んだのはあの猫…
いや猫は収集したりする時があるし…
でも、でも、もしあの猫が宿儺を知ってそれをわざと持ち込んだ…取り込もうとしたのなら燐子が言ってる話が分かる
「安心して、Aは生きている」
燐子が泣きそうなとこなんて初めて見たよ
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せつな(プロフ) - この作品大好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます (2021年1月23日 16時) (
レス) id: 1e50b81d3c (このIDを非表示/違反報告)
心羽(プロフ) - 続編おめでとうございます！無理せずに程よく頑張ってください！ (2021年1月11日 1時) (レス) id: b877c47f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来世はジンの髪の毛 | 作成日時：2021年1月11日 1時
