すれ違っただけなのに

映画 ページ42

「「呪力」を「電気」、「術式」を「家電」に例えようか」

「「電気」だけじゃちょっと使い勝手悪いでしょ」

「だから「家電」に「電気」を流して様々な効果を得るわけ」


って説明したら五条さん缶をふたつ並べて触らずにべきへぎにし始めた
は？蝶野雨緑？超能力か




「こっちはただ「呪力」をぶつけただけ」

「こっちは「呪力」を「術式」に流して発動させた呪術で捻ったの」



え、呪術？でそんなことできんすか？
えぐ…


「つまり、これからチョベリグな術式を身につけると…」

『こんなことができるように…？』


悠仁君は死んだことになってるからその間に五条さんが呪術とか教えるらしくてついでだからって感じで呼ばれておる

私には難しすぎて頭が追いつかん

「いや、百鬼家の血が入ったAはともかく悠仁は呪術使えないよ」

「え」

「簡単な式神とか結界術は別として基本的に術式は生まれながら体に刻まれてるものだ」



たぶん私も百鬼家の血が入ってても無理っすよ








「その呪骸は一定の呪力を流し続けないと目を覚まして今みたいに襲ってくるよ」

いやこっわしかも結構力強そうだよ

隣で悠仁君めちゃくちゃ人形に殴られてるから…

「はい。こっちがAの分ね」


キモかわいい()
なんか鼻ちょうちんだして寝てるやん

『あ、はい。』

殴られても大丈夫なようにとりあえずいつでもかかってこいって感じだよね

「じゃ！取りあえず目標は1回も殴られず映画を観る」

「いっでｯ」

『…は〜い』

めちゃくちゃ隣で殴られてんじゃん
待って私のこの人間センサー的なの壊れてない？大丈夫？

「すごいなぁAさん、俺さっきコーラ飲んでる時殴られたよ…どうやったらそんなに安定できるの」

『いや、わかんない、普段通りしてるだけだから…』

「は、すげぇ…」




1本映画見終わったけど…1回も殴られなかったよ…
私の緊張を返せよ…ずっと気を張ってたのによ

とりあえず呪力？は安定してるらしいから家入先生のところに戻っていい許可もらた()

家入先生にコーヒーでも買って帰るか…

それと悠仁君は死んだことになってるらしいから他のことあった時演技しろとのこと


( ´-ω- )ﾌｯ嘘は得意なんで安心してくだせぇな

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