すれ違っただけなのに

珈琲 ページ5

『へぇ…夏油さん甘いものお好きなんですね』

「まぁ人並みにはね」


まず自己紹介したよね。うん。
私が昼間ぶつかったのは夏油傑さんこう見えて28らしい

まさかの三十路((



『あ、そういえばさっきのお友達は…？』

「あの二人かい？」

『はい。あんなレベル高いコスプレしてたんで記憶に残ってて…』

「コスプレ……？ﾌﾌｯそうかなるほどね」

まってまって間違えた？ん？え？
なんで急に笑いだしたんすか…夏油さん…



「3人はコスプレじゃない って言ったら君はどうする？」

『コスプレじゃない？ん？』

「いや、なんでもないよ。3人は手の込んでる事やってたから先に帰ったよ。イヤリングをあのファミレスに届けるって言っていたしね」


なるほど？
でもどういうこと？コスプレじゃないとしたら？
…あ、そういう感じの方ってこと？この夏油さんも…お坊さんのコスプレしてるし…

あのどこの病院行っても治ることがない難病…
そう厨二病……()

でも夏油さん貴方30近いじゃん…



『でも凄いですね〜私もアニメとか好きだったからコスプレしてみたい時期ありました〜夏油さんのそれもコスプレとかですか？』

「ははｯ私のこれは…仕事着に近いものだよ。」

『あ、お寺とかのですか？』

「まぁ近いかな…Aさんは怨念や呪いって信じるかい？」


『呪い…ですか、幽霊とかは信じてるんですけど…怨念とかはあまりわからないですね…』


「まぁ呪いは幽霊で言う悪霊とかに近い感じはあるね、、私はそれに関係する仕事をしているんだ」


『へぇ、、』





…ん？これってもしかしてナンパじゃなく宗教勧誘か？

とりあえず言葉濁す感じに砂糖入れまくった珈琲啜ったよね

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