すれ違っただけなのに

宿しているもの ページ40

『あの私何宿してるんですか』

「知らん」

『は？』

「何度も言わせるな」




は？
お前が私に何か宿ってる言うたやろがい

何かって何




「…え？恵は何かわかる？」

「いや、気配がない…」



だよね！！！私もそんなの宿してる気ないよ！！！

良かった。皆なにか見えてて私に黙ってんのかと思ったよ()


『あの、私には見えないんですが…』

「だろうな。ずっとお前の中に眠っている」

『は？』

「それ以上はわからん。自分で叩き起こせ」

『はい？』



…寄生獣か何かなんすか私の中にいるやつって


って戻るなよ。全部教えろ。呪いの王がなんだよただの面倒くさだりじゃん
何も怖くなかったよ

いや、多分祓ったりする時とかは怖いんだろうけどさ
てか呪いって祓われる側じゃ無いの？

わかんないけどさ




「3人とも〜Aと仲良くなれた〜？」

「ちょっと急に来ないでよ。まだ話してるのに」

『そうですよ。五条さんまだ昼休みなんですけど』

「まぁまぁ2人とも落ち着いてって、上からの任務知らせに来ただけだから」

「3人でですか？」

「そ。多分もう伊地知が車回してるからいっておいで」

「なんでこんなタイミングで…ﾁｯ早く終わらせて帰ってくるわ」

「まぁでも3人だと心強いよな！じゃAさんまた後で！」

「では。」

え、高校生のうちから任務って入ってくるの？
任務ってその呪霊祓うやつでしょ？
高専は完全に学んだり訓練したりするとこだと思ってた…


皆手ふってくれたよ。特に悠仁君
3人とも可愛いかよ






「じゃAは僕について来て。学校内案内するから」

『あ、はい』









『生徒数に比べてこの学校結構大きいんですね。』

「まぁね。まぁ見える人なんてほとんどいないし、日本にも呪術高専は東京と京都の2校しかないんだ」

『へ〜…例えば私みたいな一般人で後転的に見えるようになった場合は入学できるんですか？』

「…いや、後天的に見えるようになるケースはほとんどない。それに一般人で見える人も少ないほうなんだ。ま、Aは百鬼家の血がはいってるから見えるのは当たり前なんだけどね……あ、ここが燐子が前働いてた食堂ね」

『今は使われてないんですか？』

「ほとんど利用者が居ないからね〜僕が学生だった頃も利用してたのは3.4人だったから」

『それほぼ利用者いないじゃないですか』

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