すれ違っただけなのに

プレゼント ページ4

うん。もうネックレスにしたよ

落ち着いた雰囲気がまたいい感じ


…まぁわからんけど多分持ってないだろう()


プレゼントだししっかり包装してもらったよ


ま。買ったしさっさとヅラかりますわ
ヅラじゃないカツラだ？ ま、いいや



…にしても都会すげぇな
ほんとに毎回思うよ…幽霊多すぎ


だって今いる駅のホームにもいるんだよ


田舎とか道にぼーっと突っ立ってるだけの幽霊多いけど都会は人に危害加えてる

簡単に言うとこんな感じ()
まぁ何してるかと言われると色々だね

助けないのか聞かれると困る


ほら、ほん怖とか見えてるのに気づいた幽霊が見えてる人に着いてくるじゃん？


目とか合わせたらダメだよ…

あんな異形のものなんてこの世に存在しないんだから()

てか、人型の幽霊はそこまで見ないんだよな…

だいたい凄いキモイんだよ
なんて言うか…目が変なところにあったり沢山あったり…あの鬼○の刃の鬼なんて可愛いもんだよ



近いものって言ったらあの列車の煉○さんに倒された手足長いやつ的なやつやね





んな事どうでもいいからはよ帰ろうか



電車も来たし…ｯて え？

『……どうかしましたか？』


なんで肩抑えられたの…？



『あ、昼間の…』



「すみません、あの時あなたのものだと思われるもの拾って…今貴方を見かけて追いかけてきたんです…電車すみません」


『落し物？あぁ！あのぶつかってしまった時ですね…！こちらこそほんとにすみません…それでも私が落としたであろうものって…』


「私と一緒にいた友人が持ってるんです。」

『コスプレの方ですね！…そういえば今日イベントでもあったんですか？』


「あ、すみません電話が…」





…にしても顔がいいな
電話のときちょっと眉が下がった表情めちゃくちゃ良かった

え、面食い？この世のほとんどの人面食いだろうが



「…はい…あ、わかったよ。うん、そう伝えておく」




「ピンクのイヤリングだったんですが…どうやら貴方じゃないようですね…早とちりして…その挙句に引き止めたりしてしまってすみません」


『…いえ、大丈夫ですよ。次の電車まで20分もないですから』


こちらもイケメン拝めたんでね！！
しかも肩がしって掴まれたし大丈夫大丈夫


「そんな訳には…あぁ、構内の喫茶店で少し話しませんか？」



初対面のイケメンになんぱされたって解釈でおk？

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