すれ違っただけなのに

まぁるいケーキ ページ24

『ただいま〜』

「おかえりなさい。結構早かったわね」

「まぁね〜あ、ちなみにちなみにAはまだ呪霊見えてたよ」

「やっぱりそうだったのね…まぁ玄関で話すのもあれだし…早く手を洗ってリビングへいらっしゃい。ママもいいもの用意したの」

『お、たのしみ！！』









いやぁここまで話進んだけどみんな疑問に思ってることあるでしょ？
ママの年令とパパについて

ママはね…あんなに綺麗なのにもうすぐで50なんだよ…え？やばくない？私もあの遺伝子入ってっから将来美魔女決定だわ

化粧とかで隠してるんじゃないんだよ素がべっぴん
肌が綺麗羨ましい()

あとパパはね外国飛び回ってるよ
年に１回帰ってきたらいいほうよ()
詳しくは知らないけど頭良いらしい

ママがあまり教えてくれないのさ！
パパ私が幼稚園の頃くらいからもう外国行ってるらしくてママがよく連絡一つもよこさないって怒ってる()

ほぼ母子家庭みたいなもんだよね
お金は毎月振り込まれてるっぽいけど









「じゃ〜ん！A誕生日だから張り切ってスポンジから作ってみたの！」

『手作りケーキ？え、すごい！やっぱり手器用だね…』

「え〜美味しそう！燐子のケーキ何年ぶりかな〜」

『え、ちょっと手つける前に写真撮るから』


早いわ！！
今日の！！主人公私！！あいあむバースデーガール！！
…なんかこの言い方ゲームバズーカガールみたい()

五条さんたまに私より子供っぽい…いや、ほぼだ。
性格が少年だ。教師向いてないよ、この人

だってケーキホールごとフォーク誘うとするんだぞ？


「あらあら、喧嘩しないのよ」

『「喧嘩じゃないから/喧嘩じゃないよ」』

「はいはい。しっかり半分こするのよ」


まって、この人もう三十路だからね？
これが小学生なら可愛いよ？

それに半分だったらママ食べれないじゃん
てかケーキホールを半分とか食べきれないし

『……』

と言って3等分に切れる訳でもないしさ

「包丁持ったまま固まるなんて危ないなぁ…ほらちょっと貸して」

貸した瞬間3等分に切ったよ
いや、瞬間は言いすぎた。でもほんと綺麗な3等分にケーキ切り分けたよ…


『は〜凄、何その技』

「器用ねぇ。羨ましいわ」

「え、呪霊祓った時より感動されてる？」

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