すれ違っただけなのに

昔はね ページ22

「え、そんなこと？」

『結構重要な事なんですけど…』

「まぁ僕っていい所の坊ちゃんなんだよ」

『自慢ですか？』

「いやいやそういう事じゃなくて、やっぱい色々めんどくさいし変なとこきびし〜んだよね」

『あ〜…よく漫画やアニメであるような貴族環境ですね』

「高専に入ってやっと色んな枷がつかなくなって…学校だし友達とかも出来るわけじゃん」

『なるほど？』

「その時の学校の食堂で働いてたのが燐子で彼女も端くれだけど昔は呪術師だったし…百鬼家だったこともあって五条家の跡継ぎの僕のこと理解してくれたんだよ」

おい、サラッと今端くれって言ったな？端くれって


「なんかこれが普通のお母さんなんだな〜って本能的に感じちゃったわけ。でも食堂で働いてるだけてそんな生徒からお母さんなんて呼ばれたくもないでしょ」


『まぁそれはそうですね』

「で、結果行き着いたのが名前呼び」


わかるよ…なんかママ母性？すごいよね…
でもさ…それならさ…

『なんでさん付けじゃないんだ…？』

「え〜？お母さんの名前に普通さん付けってするの？しないでしょ」

『ん〜なんだかなぁ』

「ほんとにAは母思いのいい子なんだね」

『急に褒められると気持ち悪いってこういうことですね』




「なんで！？…あ、このハンカチ良くない？」

『いや、それに似たの確かうちにある』



ママへの買い物中に名前呼びのこと解決してよかったよ()

いやぁモヤモヤしてたからさ。だって多分五条さん年齢的に兄でも違和感ないって言うか…

いや、それならママがめちゃくちゃ若くして産んでることになるわ 却下だな

『…ていうかなんで自分の誕生日に他の人へのプレゼント選んでんだろ』

「まぁいいじゃんいいじゃん」







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多分Aさんお母さんに何かあったらぶち切れそう(偏見)

てかお母さんﾅﾆﾓﾝだよ

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