次の任務米花町だって

正直に話して ページ23

KIDside


今回俺が狙うのはブルー・ティナー
昔大富豪の手に渡り鏡の装飾として使われたビッグジュエルだ。

既に毛利蘭に変装済み。
あの沖矢昴とかいう工藤家に居候してる男とこの探偵ボウズ以外にならバレないだろう……と思っていたんだが


『蘭ちゃんって私と会ったことあったりする？』

「いえ、多分初対面です。……どこかですれ違ったりとかはあるかもしれないですけど」


……このお姉さんもしかして江古田高校にきてた人か？
でも何故ここに。引越しのはずじゃ…いや、このために一時的に戻ってきたのか？

でもKIDは前から知らなかったって……


じゃあ本当に俺の正体が？
その後も辺に探ることなく名探偵と軽く雑談をしている。
まぁあいつの方は色々探ってるようだが……
おｯと……そろそろ予告時間だな

「ちょっと私御手洗に…コナン君はAさんと一緒にいてね」

『あ、まって蘭ちゃん私も一緒にいい？トイレの場所分からなくて……』


…やっぱり俺の事を疑ってるのか？
まぁいい。俺もまだAさんのことわかってないし…
確かあの日青子もいたはず。Aさんが青子と見間違えているなら……



「そういえばAさんなんであの時会ったことある？なんて聞いたんです？」

『あ、気にしてた？ごめんね…思い出したんだけどちょっと前とある高校に行った時に会った男の子と雰囲気が似てるな〜って。男の子と勘違いしてごめんね』

「あ、いえいえ！男勝りだって言われることもあるんで気にしないでください」


俺がキッドだとはバレてねぇってことか。いや、やばくないか？高校って江古田高校のことだよな…？


『そう、蘭ちゃんってさKID見たことある？』

「いえ……間近で見た事は、でもなんでですか？」

『あ〜いや、話せるなら話してみたいな〜なんてね。聞きたいこともあるんだ』

「聞きたいこと……？」

『……ここだけの秘密にしてくれる？』

「は、はい」

『私はあの鏡の本当の持ち主の友達なの。キッドって宝石以外に興味無いから話し合えれば鏡だけでもとりもどして欲しいって頼まれちゃってね……』

「そうなんですか……KIDってよく屋上に逃げるって刑事さんたちが話してましたよ？」

『本当？』

「はい！…多分キッドが宝石盗んですぐとかなら間に合うかと」



これで少しなら話せるか？

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