離れ離れでも FK ページ10
Fside
「みつと太輔ってさ、普段はどのくらいの頻度でプライベート会ってるの？」
俺は舞台を無事走り抜けて帰京。
さっそく渉とご飯に行ってると、そんな質問をされた。
「んー週に１回は家行ってるかな」
「じゃあ今会えないの結構しんどくない？」
「俺はしんどいけど〜北山は案外ドライだからな。家に行くのもいつも俺だし、舞台中夜電話何回かしたけど、それも全部俺からだし」
「ふぅん？」
しかもビデオにしてくれないんだよね
なんて言うと、渉は呆れたように笑った。
「何笑ってんのさ。俺真剣なんだけど」
「いや？ミツらしいなーって」
「どういうこと？」
「照れてるだけなんだよ。全部」
太輔は十分愛されてるよなんて言われて、
少しニヤけてそうだよねって言うと
今度は普通に引いた顔された。親友なのに。
「きたやまービデオにしてよー」
『やだっつってんだろ。しつこいともう寝るから』
「明日休演日のくせにー」
なんでそんなことまで把握してんだよと言われる。
当たり前じゃないか。レポも見てるんだからね。普段エゴサーチしないこの俺が。
「ねー顔見せてー。赤髪ちょっと色落ちしたって見たよ。色落ち北山もみたい」
『だからなんでそんなこと把握してんだよ！
てかお前酔ってる？』
「渉と飲んでたの」
そう言うと、ふーんと小さく聞こえた。
え〜もしかして羨ましいのかなぁ。なんてにやける。
「早く会いたいなあ北山」
『仕方ないじゃん』
「北山は会いたくないわけ？」
『……別に、会いたくねぇわけじゃないけど』
分かりやすすぎるそんな反応に、思わず吹いてしまって
何笑ってんだよとキレられた。
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ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (
レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2023年1月15日 21時
