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助けたのは誰 FK ページ43

Kside


「みつ、なんか目腫れてる?」


えー…早々に指摘?冷やしたんだけどな。


「昨日映画で泣いちゃった」

続けて、夜に?って聞いてきた玉に、夜だけど何で?と返事する。

「くまも濃い気がした」

「あーそう、夜更かししちゃった。メイクさんに誤魔化してもらう」


カバンを置いて、俺はメイクルームへ向かった。

扉を開けるとちょうどそのタイミングで藤ヶ谷が出てきて、パチリと目が合った。


いつぶりだろう目が合うのは。


「お、おはよ」


そう言うと、眉間を寄せて俺を見た藤ヶ谷が、何も言わずに横をすり抜けメイクルームを出て行った。

慣れているはずなのに苦しい。





「北山さん、北山さん」


声にハッとして我に帰ると、ニカに前を指差されていた。

その方向を向くと、北山と書かれたカンペが出ている。


だめだ。仕事中なのに、いらないことばかり考えてしまう。

カンペを読み終えて、そっと藤ヶ谷の顔を見ると呆れた顔をしているように見えた。


「お疲れさまでーす…」


なんだか酷く疲れた。早く帰って休みたい。


早歩きでスタジオを出て楽屋へ向かった。

みんながやっと帰ってきた頃には着替えも済んでおり、おつかれーとすぐに楽屋を出た。


何も考えたくない、嫌なこと全て忘れたい。

早く帰りたい、眠りたい。


「はぁ…」

すごく、苦しい…。

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ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2023年1月15日 21時

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