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Fside
お風呂から上がって寝室へ行くと
北山がベッドに座っていたから、隣に腰掛けた。
「いー匂いするね、ふじがや」
「そう？シャンプーとかボディーソープとか全部借りたから、きっと北山と同じ匂いだと思うけど？」
「んー匂いのつく土台が藤ヶ谷になると、なんか全部セクシーになるな」
腕を絡めて来て、首元に顔を寄せるとすぅっと匂いを吸い込まれた。
これは誘われてるということでいいんだよな…？
俺は、首元に埋まる顔に手を添えキスをした。
拒否されなかったから今度は深いキスをする。
そして、トレーナーの中に手を入れた。が…
「…まっ、て！ふじがや…ごめん」
「…え？」
「今日は…ちょっと。あの、藤ヶ谷の…やってあげる、から。それで許してくれない？」
「…いや、別にやらなくていいけど」
ごめんと申し訳なさそうに呟かれたから、いいよ、寝ようと言って電気を消し布団へ潜った。
布団の中で北山が遠慮がちに手を近付けて来たから
おやすみって言って俺から握った。
よくわからないが…気分じゃない時もあるだろう。
と、気にしてない素振りをした。
それがダメだった。
俺は、気にしてあげなきゃいけない方だったのだ。
夜中ふと目が覚めると北山が隣にいなかった。
トイレかと思ったがなかなか帰って来ず、気になったから起き上がって寝室を出た。
「…きたやま？なにしてるの」
北山がリビングのソファに寝転んでいるのが見えた。
声をかけながら電気をつける。
「あ、あ〜…いや、目覚めただけ…」
これ、なんだか見たことある景色。
…そうだ、今日の朝の楽屋だ。
「北山…また汗、すごいかいてる」
「そ、そう？」
そんな様子の北山に、ため息をついた。
洗面所からタオルを取り北山の元へ戻る。
「…何を隠してるの」
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ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (
レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2023年1月15日 21時
