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Fside
「ん、これ」
「え、なに？」
紙袋を目も合わせず渡された。
驚いて動かないでいると、ムッとした顔の北山がポンと座っている 俺の腿に紙袋を置いて去る。
開けると俺好みのデザインの腕時計が出てきた。
「ねー、こんなの付けらんないじゃん？」
そう言いながら、 台所で何やら茹でてる北山を後ろから抱きしめると「しらね」 と呟かれる。
付けられないのは当たり前だ。
俺らの関係はメンバーしか知らないから、カメラがなくたって付けられない。
そんなこと北山も分かってる。
それでもくれたのは渉にあげてて俺が拗ねたから。
「嬉しい」
「付けられねーのに？」
「家で付ける」
「俺しか見ねえじゃん(笑)」
俺達は、同棲はできないから
ほぼ毎日どちらかの家にどちらかが泊まっている。
きたやま、と呟きながら首筋に顔を埋める。
「腹減ったから盛んな」 ってすぐ叩かれた。
「俺も腹減った」
「じゃあ尚更」
「だから北山食べたい」
ばか、と言いかけた北山の腰に手を回し
無理やりこっちに向けてキスをした。
「もう...」 って呆れた声を出しながら
腰に回した腕を控えめに握ってきた北山を
そのままダイニングテーブルに倒す。
そんな甘い夜の次の日だった。
千ちゃんに付き合ってるのか聞かれたのは。
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ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (
レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻弓 想
| 作成日時：2023年1月15日 21時
