検索窓
今日:3 hit、昨日:32 hit、合計:82,750 hit

ページ4

Fside


「お前余計なこと言ってねーよな?」

「なんの話?」

「…千賀の、やつ。だよ」


あの日は何も言ってこなかった(というより家でも恥ずかしがったままで、あんまり近寄ってこなかった)のに、

1週間くらい経って急に聞かれた。


「あー別に。何も」

「…あそ」


なんだか拗ね気味の北山の横に近めに腰掛けて

「惚気ていいなら死ぬほど惚気るけど」
と言いながら少し明るくなった髪の毛に指を通す。


「死ぬほどはやめろ」

「ちょっとならいいの?」


「別に…」と俯き気味に北山は言った。

もしかしたら、彼氏としてちょっとは自分のこと話してくれてもいいのにと思っているのかと感じる。





「ふじ...が、 はぁ、っ!もっと...っ」


俺の下で、目を潤ませて口も開けっぱなしの北山に腰を打ち付ける。

少し弱めれば、北山の腰が揺れて、もっとと求められる。


あそこからどんな流れでベッドに及んだか覚えてないが、そんなことはどうでもいい。


「ふじがやぁ...あっ、はぁっ!もうむり...ぃ」

「かわいいね、 きたやま」

「キスして...っ」


千ちゃん嘘ついてごめんね。

北山は甘えるし、
俺らは忙しくてもバカみたいに一緒にいるよ。


翌日、みんなが見てる前で可愛いねって言ってみると
すんげえ怒られた。


よくわかんなくてかわいい俺の恋人。




END 2022.06.18

⭐︎作れないカラダ、作れる幸せ FK→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
194人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちび(プロフ) - めっちゃ良いですね、藤北、から検索で来ました、ツイッターもリクエストさせてもらいました⚪︎何気ない藤北、めっちゃ好きなんです、ドラマのは私も妄想してたんでめっちゃ読んでてニヤニヤしちゃいましたわ🤭素晴らしいですね (2023年3月16日 13時) (レス) @page33 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:櫻弓 想 | 作成日時:2023年1月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。