吸血鬼にさせられた少女Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ33)

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８２話ページ33

バーバラ「えっ……。

この子……」

ノーマン「…」

僕は未だベットに寝ているAを見つめた。

そろそろ目覚めてもいい頃だ。

治療も受けたし、呼吸も安定してる。

バーバラは寝ているAを見つめ目を丸めた。

ノーマン「すまないけれど、服を着替えさせてくれないか。」

バーバラ「…………」

僕はそう言ってバーバラを見つめた。

このままあの実験体の格好としてるのも、Aも嫌だろう。

でもさすがに…男の僕も脱がせるのは抵抗ある。

女の子であるバーバラに頼むしかないんだ。

でも、バーバラは拳を握りしめていた。

バーバラ「…この子も、実験体で…」

ノーマン「…ああ、そうだ。

吸血鬼の実験で…」

バーバラ「えっ！？

吸血鬼って、やばいじゃん！！

じゃあ、この子って…観賞用の！？」

それを聞くと、バーバラは歯を食いしばった。

その姿を見て僕は目を細めた。

すると机に置いていた替えの服を手に取った。

バーバラ「…なんなら体も綺麗にするよ。

炎でススだらけだし。」

ノーマン「！」

僕はそれを聞いて目を丸めた。

まさかそういうとは思わなかった。

僕はそれを聞いてホッとする。