吸血鬼にさせられた少女Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ32)

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８１話ページ32

農園を破壊するためには、戦力が必要だ。

ノーマン「君達に頼みたいんだ。

ザジ、バーバラ、シスロ、ヴィンセント。」

一夜明け、僕は4人を呼び出し訳を説明する。

彼らは実験体として品種改良された食用児。

中でもこの前の施設破壊に大いに鬼を倒していた4人だ。

バーバラ「…やるよ！

私、鬼を殺せるなら…！！」

バーバラはそう言ってキッと目つきを変えた。

歯を食いしばって憎悪の瞳を見て僕は何も言えなかった。

鬼を相当憎んでる。

僕は、それを聞いて分かったと言った。

シスロ「俺もやる！

あんたは恩人だ！！」

ザジ「あうあー…」

その言葉に、僕は良かったと声を漏らす。

ザジは言葉を喋れないが、驚異的な身体能力の持ち主。

シスロとバーバラもそれには及ばないが戦闘能力は高い。

そして、ヴィンセント。

頭も良く戦力も高い。

この5人さえいれば農園の破壊は容易い。

シスロ/バーバラ/ヴィンセント「なんなりと、ボス。」

ノーマン「…」

僕はそれを聞いて無表情のまま立ち上がる。

計画は僕が練ろう。

まずは試験農園を破壊する。

決行は一週間後。

が、その前にだ……。

ノーマン「バーバラ、頼みがある。」

バーバラ「…？」