検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:290 hit

43話 ページ44

A「食べてはいけない…」


スミー「君が第1号なんだよ。

鬼も“娯楽”が必要でね。

その娯楽の一興として、“観賞用”が推奨された。」


A「…私が?」


鬼にも娯楽が必要…。

だから昨日出会った鬼は覗くように見てきたんだ。

でもどうして私なんだろう…選ばれた理由なんてわからない…


スミー「ただその為には実験が必要だった。

観賞用と言えば君は何が思いつく?」


スミーさんは私を見透かすような瞳をしてる。

私は眉を寄せて、考える。

確か本では…


A「…綺麗で、触れたくても触れたらダメで……。

視覚的に楽しむもの…だと思う。」


私がポツリと呟くように言えばスミーさんは目を細めた。

私はそんなスミーさんを見て戸惑った。


スミー「視覚的に楽しむもの、ねえ……
でも姿形が変わってしまったらそれはもう違うものになるだろう?

花もいずれは枯れ、魚も死ぬ。

鬼は長寿でね。

鬼からしたら私達は蝉のようなものなのかもね。」


そういうスミーさんは儚く、苦笑いをする。

私はそんなスミーさんを目で細めて見た。


A「…つまり?」


私は焦らすスミーさんに問いかけた。

スミーさんは私の瞳をジッと見つめた。

私もその目を逸らさなかった。

44話→←42話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:約束のネバーランド , 約ネバ , 吸血鬼   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AYANE | 作成日時:2024年3月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。