38話 ページ39
博士「…ごめんね、答えられないの。
ただ今見た出来事は忘れて頂戴。
貴方は、そう生きていかなければならないから。」
私はそれを聞き眉を寄せた。
やっぱり博士はあの化け物を徹底的に隠したいようだ。
なぜ…隠す必要なんてもうないはずだ。
でも否定しないと言うことはそう言うことだ。
私は“観賞用“。
そしてあいつは鬼だと言うことを。
その時……
博士「じっとしててね。」
A「!!」
胸に、チクリと針に刺されたような痛みが走った。
私は驚いて、痛みが走った胸元を見つめた。
そこにはあの機械が押し付けられていた。
その出来事は一瞬で、すぐ胸元を開けていたワンピースは元に戻された。
博士「これで今日は終わり。
今夜はしっかり寝てね。」
博士はそれだけ言うと部屋から出て言った。
私は直されたワンピースを少し捲って、機械が押し付けられた場所を見た。
A「これ…」
それは何かの印のようだった。
まるでマークをつけて分かりやすくしているみたい。
私はまだ痛む、マークがついた胸元を摩る。
誰も教えてくれない…。
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作者名:AYANE | 作成日時:2024年3月23日 22時