27話 ページ28
A「…星が綺麗。」
イザベラ「そうね、夜のお外は久しぶりだものね。」
私とママは今までダメと言われてきた道を歩いて、門へと向かう。
この門を歩いたのは6歳で、ママに内緒で4人で行ったのを思い出す。
A「…ノーマンやエマやレイも……
きっと素敵な里親見つかるよね。」
イザベラ「…見つかるわ。
だってあの三人ですもの。」
私がそう言えばママは微笑んで手を繋いでくれる。
そう言えばママと手を繋いだのも、6歳ぶりだ。
A「背中イッタ…」
イザベラ「猪突猛進してきたからね…」
私は微笑んでそのまま手を引かれ、ママと門へ向かった。
イザベラ「この部屋で少し待っててね。」
門へとたどり着くと、その横の部屋へと案内してくれる。
素敵な里親だといいな……。
そう思って部屋に入った。
でもそこには……
?「こんばんわ、Aちゃん。」
A「!」
そこには、既に多分…私の里親となる人がいた。
イザベラ「もう来ていたんですか?」
その人は男性で、でも父親と呼ぶには少し若い気がした。
イザベラ「もういらしていたんですか?」
他の大人を見るのは初めてで、ママの話なんて聞かずにその人をじっと見つめた。
ママ「A、こちらラートリーさん。
貴方の新しいお父さんよ。」
やっぱりこの人が新しいお父さんなんだ。
私は緊張して見上げてると、その人はフフッと不敵な笑みをこぼす。
ラートリー「お父さんと言うには歳が近すぎるかな。
ピーターでいいよ」
そう言うピーターさんはとても優しそうで。
緊張していた私の顔も笑顔に変わる。
今日からこの人が私の家族…と、思っていた。
ピーター「私はピーターラートリー。
君には、私の研究に手伝ってほしんだ。」
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作者名:AYANE | 作成日時:2024年3月23日 22時