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21話 ページ22
レイside
Aの“出荷”が決まった。
可笑しい…。
まだAは、12歳じゃない。
スコアだって、良い方だ。
なのになんで……
レイ「どうしてだ、ママ!
Aは、まだ11歳!
途中出荷なんて…!」
俺は身支度するママを引き止め話をした。
ママは何も言わずに書類やらを持って立ち上がる。
この女は利益しか見てない。
途中出荷なんて無駄な考え、あるはずない!
でもその表情は冷酷そのもので、俺は冷や汗が流れる。
イザベラ「事情が変わったのよ。」
俺はそれを聞き眉を寄せた。
事情なんて、そんな…
俺の6年間は、何の為に…!
イザベラ「ごめんね、レイ。
ママを許してね。」
ママはそう言って部屋を出て行った。
ダメだ…明日の夜にはもうAは……
どうしても避けられない…。
俺は拳を握りしめた。
すると……
シェリー「レイ……」
シェリーが涙目ながら俺の腕を掴んできた。
レイ「シェリー……」
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作者名:AYANE | 作成日時:2024年3月23日 22時